冷えで胃痛が起きるときは、体を温めるスパイスを。自宅で簡単に作れるレシピを紹介/疲れた日の漢方ごはん
公開日:2025/5/19
「毎日忙しく、自分のことには構っていられない」「なんとなく体調が悪いけど、病院に行くほどじゃない」疲れや不調を引きずっていても、仕事や家事、育児などで忙しく対処できないという人は多いのではないのでしょうか。
そんな「なんとなく不調」の体を、毎日の食事でやさしくいたわるのが、東洋医学に基づいた食養生。身近な食材で簡単に作れるメニューを毎日の食事に取り入れるだけでいいんです。
体を健やかにし、バランスを整える食事を、かわいい猫たちが登場する漫画で楽しく紹介した『いちばんやさしいおうち食養生 疲れた日の漢方ごはん』。日々頑張って疲れている人こそ知ってほしい、お手軽漢方ごはんのレシピとセルフケアのポイントをお届けします。
※本記事は『いちばんやさしいおうち食養生 疲れた日の漢方ごはん』(田中友也(鍼灸師、国際中医薬膳管理師):監修、In.S_そーい:漫画/KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました
頑張り屋さんは要注意! 胃腸のトラブルのお話
胃腸は食事の栄養から「気(エネルギー)」を生み出し、生命活動の基礎を支える、体の中でもひときわ大切にしたい臓腑。
胃の不調は原因からいくつかの種類に分けられますが、自分の不調がどのタイプにあたるのかを知って、タイプ別に対策するのがポイントになります。
冷えタイプ
冷たいものや生もの、冷房や外気の寒さで痛みが生じるタイプです。 痙攣性のキリキリした痛みや、冷やすと悪化・温めると緩和する痛みがあるのが特徴です。
このタイプの方は、体を温めるスパイス、黒糖、ニラ、ヨモギ、カブ、シナモンなどの食材を積極的に摂って、また毎日温かいお風呂につかる習慣をつけるようにしましょう。
おすすめレシピ

スパイス黒糖チャイ
材料(1人前)
水…150ml
牛乳…100ml
紅茶…ティーバッグ1袋
黒糖…適量
シナモンパウダー…適量
カルダモンパウダー…適量
作り方
1 鍋に水を入れて沸かし、火を止め、紅茶のティーバッグを入れて蓋をし、2分蒸らす。
2 ティーバッグを取り出して黒糖、牛乳を加え火にかけ、煮立つ直前で火を止める。
3 シナモンパウダー、カルダモンパウダーを加えてよく混ぜ、カップに注いだら完成。