風邪はタイプ別に対策! 引き始めの“寒の風邪”に効果的なレシピ/疲れた日の漢方ごはん
公開日:2025/5/23
「毎日忙しく、自分のことには構っていられない」「なんとなく体調が悪いけど、病院に行くほどじゃない」疲れや不調を引きずっていても、仕事や家事、育児などで忙しく対処できないという人は多いのではないのでしょうか。
そんな「なんとなく不調」の体を、毎日の食事でやさしくいたわるのが、東洋医学に基づいた食養生。身近な食材で簡単に作れるメニューを毎日の食事に取り入れるだけでいいんです。
体を健やかにし、バランスを整える食事を、かわいい猫たちが登場する漫画で楽しく紹介した『いちばんやさしいおうち食養生 疲れた日の漢方ごはん』。日々頑張って疲れている人こそ知ってほしい、お手軽漢方ごはんのレシピとセルフケアのポイントをお届けします。
※本記事は『いちばんやさしいおうち食養生 疲れた日の漢方ごはん』(田中友也(鍼灸師、国際中医薬膳管理師):監修、In.S_そーい:漫画/KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました
あなたの風邪は何色?タイプで治す風邪のお話
ひとくちに風邪といっても、時期や体調によって不調の出方はさまざま。タイプ別に対策することで、より的確に対応することができます。
寒の風邪(青い風邪)
風邪の引きはじめによくあるゾクゾクする寒気や頭痛、関節の痛み、肩こり、透明な鼻水がダラダラ出るなどの症状が見られる寒の風邪。これを東洋医学では「青い風邪」と言います。
こんな時は、体を温める効果のあるねぎ、しょうが、ニラ、にんにく、三つ葉、大葉(しそ)、卵酒などを摂るようにしましょう。
おすすめレシピ

鶏肉しょうが粥
材料(1人前)
鶏手羽元…3本
しょうが (スライス) …1/2かけ
大葉(千切り)…2枚
にんにく(つぶす)…1/2かけ
米…1/4合
もち米…大1
水…600ml
塩・こしょう…少々
作り方
1 米ともち米は研いでおく。
2 鍋に大葉、塩・こしょう以外の材料を入れ、中火にかける。
3 沸騰し始めたら、木べらで鍋底に米がつかないよう優しく混ぜる。
4 弱火にして箸1本分の隙間をあけて蓋をし、さらに加熱する。
5 30分ほど経って米が柔らかくなったら、塩、こしょうで味を調え、器に入れ、千切りにした大葉を散らして完成。