発熱やのどが腫れる“熱の風邪”。体の余分な熱を取ってくれる食材は?/疲れた日の漢方ごはん
公開日:2025/5/24
「毎日忙しく、自分のことには構っていられない」「なんとなく体調が悪いけど、病院に行くほどじゃない」疲れや不調を引きずっていても、仕事や家事、育児などで忙しく対処できないという人は多いのではないのでしょうか。
そんな「なんとなく不調」の体を、毎日の食事でやさしくいたわるのが、東洋医学に基づいた食養生。身近な食材で簡単に作れるメニューを毎日の食事に取り入れるだけでいいんです。
体を健やかにし、バランスを整える食事を、かわいい猫たちが登場する漫画で楽しく紹介した『いちばんやさしいおうち食養生 疲れた日の漢方ごはん』。日々頑張って疲れている人こそ知ってほしい、お手軽漢方ごはんのレシピとセルフケアのポイントをお届けします。
※本記事は『いちばんやさしいおうち食養生 疲れた日の漢方ごはん』(田中友也(鍼灸師、国際中医薬膳管理師):監修、In.S_そーい:漫画/KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました
あなたの風邪は何色?タイプで治す風邪のお話
ひとくちに風邪といっても、時期や体調によって不調の出方はさまざま。タイプ別に対策することで、より的確に対応することができます。
熱の風邪(赤い風邪)
発熱、のどの腫れや痛み、黄色く粘っこい鼻水や痰、のどの渇きなどの症状が見られる熱の風邪。これは「赤い風邪」と言います。
この時摂りたい食材は大根、ごぼう、レタス、梨、柿、ゆず、りんご、緑茶、菊花茶など。これらの食材は体の余分な熱を取ってくれる効果があります。また大根アメを作って食べるのもいいと思います。
おすすめレシピ

緑豆もやしとトマトの玉子スープ
材料(2人前)
水…400ml
緑豆もやし…1/2袋
トマト…1個
卵…1個
鶏がらスープの素…小2
塩…適量
水溶き片栗粉…適量
作り方
1 トマトは食べやすい大きさに切る。卵はお箸で溶いておく。
2 鍋に水、トマト、鶏がらスープの素を入れ火にかける。
3 沸騰したら鍋の中を混ぜながら、水溶き片栗粉を入れ、とろみをつける。
4 煮立っている鍋の中をお箸でくるくるかき回しながら、卵を少しずつ鍋に入れる。
5 全部入れ終えたら、お箸で鍋を5回ほどかき回す。
6 もやしを入れ、お好みの硬さで火を止める。塩で味を調えたら完成。