阪田マリンエッセイ連載 第15回「歌詞を書くのはこんなに楽しい?!!」/ 時游性活~ネオ昭和の魅力~

文芸・カルチャー

公開日:2025/5/15

やっぴー! 阪田マリンです。

私は「ザ・ブラックキャンディーズ」として音楽活動もしているんだけど、知らない人もいる?!!かも知れないので少し説明するね!

昭和98年4月29日(昭和の日)つまり2023年ね(笑)、配信シングル第1弾『雨のゴールデン街』でデビューをさせてもらったのが、ネオ昭和歌謡プロジェクト“ザ・ブラックキャンディーズ”。

どんな楽曲かといえば、まさにネオ昭和歌謡!

昭和歌謡の匂いに令和のポップ感を融合させた新ジャンルとして音楽活動をしているよ。

昭和99年(2024年ね。笑)『青いたそがれの御堂筋』をリリースしたんだけど、大阪の御堂筋を舞台に叶わぬ恋心を描いた詩世界、イントロからイキナリ昭和の世界へ誘ってくれるインパクト大のメロディーが癖になる秀作に仕上がった!

そしてなにより、歌詞の中には昭和歌謡の名曲のタイトルが沢山ちりばめられてて、大人もクスッとする仕掛けが満載なのだ。

何曲見つけられるか? 是非!聴いて欲しいな~。

そんなこんなで少し宣伝もしながら、ザ・ブラックキャンディーズの活動を語らせてもらいました♡

私は音楽活動をするにあたり歌詞を書いてるんだけど、それがとにかく楽しくて…事務所に入ったばかりの頃は全く書けなかったんだけど、マネージャーさんが『歌詞を一気に書くのではなく、日々思ったことや悩んでいる事、嬉しかったことを箇条書きで毎日ノートにメモしていれば、それが繋がり歌詞になるんですよ』とアドバイスをくれたの。

その日から毎日少しずつノートに書き溜めていった。そしたら徐々に歌詞にできそうなフレーズが増えていって、嬉しくなって創作意欲が湧いた。

よし、これらを繋げて一つの物語を作るかのように歌詞を作ろう!

そう思って今までメモしていた文章を読み返してみる。するとそのうちに涙が出てきた。(笑)

あーこの日の私はこんな葛藤をしていたんだ、この日はこんな嬉しいことがあったんだ、あの日は悔しかったんだな、とか。日記を読んでる感じになり、おセンチな気持ちになった。

この言葉はクサイなーとか、この言葉はイイな!とかそんなことを思いながら歌詞を書いてみる。なんだこれは、スルスルと手が動く、次々と歌詞が出てくる。

楽しい楽しい楽しい! 私は感じたことのないアドレナリンと楽しさを感じていた。

全部が全部実体験の歌詞は書けないけれど、もし私がこんな人生を歩んでいたらこんな気持ちになったかな?とか、もし私がこんな振られ方をしたらこんな気持ちになるだろう。とか。。。

現実と空想を織り交ぜなから、架空のストーリーを想像しながら作っていくのは楽しいと気づいた。私の書いた歌詞は半分フィクションで半分ノンフィクション!(笑)

私は何故かいつも『叶わない恋心』を歌詞にすることが多いので(笑)、私の書いた歌詞の中の主人公が『いつも上手くいかない恋愛』ばかりしている姿が愛おしく思えてきた。

夜中に歌詞を書くと気づくと朝になってる。集中力はない方なのに、この時ばかりはいつも鬼の集中力!自画自賛、エッヘン。

音源に合わせて歌詞を口ずさみ、音源に歌詞が上手くハマった時はリビングで踊り出すほどテンションが上がる。

なんてったって内緒話だが、今アルバムを制作中なのでござる。今年は昭和100年なので、ネオ昭和な曲を沢山作って幅広い世代の方々に昭和の魅力をもっともっと伝えていきたいと思っている。さぁ今夜も歌詞を書いてみようかな!

これからの阪田マリン、そしてザ・ブラックキャンディーズに乞うご期待ですよ。
皆さん、いつもありがとうございます☆

<第2回に続く>

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