マンホールはなぜ丸い?四角や三角じゃだめな理由/算数のナゾトク図鑑
公開日:2025/6/29
算数に苦手意識がある…… そんなお子様に!
算数の面白さを二つの部門に分けて紹介! 「ナゾトク」のページでは身近なナゾやギモンを解明。「かしこくなる研究所」のページでは、算数の使われている意外なものについて紹介。身近なものの仕組みを知って、算数の面白さに気付けるかも?知識も増えて、自分で考える力も育める一冊です。
プログラミングに使われているアルゴリズムについても収録。大人も一緒に楽しめる内容になっています!
※本記事は『ワクワク学んでかしこくなる 算数のナゾトク図鑑』(桜井進:監修/TAC出版)から一部抜粋・編集しました



※以下は、上記ページのテキスト部分の抜粋になります。
マンホールの形のひみつ 三角や四角のマンホールがないのはなぜ?
マンホールのふたの形はほとんどが円です。これには理由があります。それは、円の形だと、穴の中に落ちないからです。四角形だったらどうでしょうか。四角形の対角線は、辺の長さより長くなるため、ふたの向きを変えると、下に落ちてしまうのです。これは、三角形でも同様です。
円のような、どこを測っても幅(差渡幅)が同じになる図形を定幅図形といいます。他に、ルーローの三角形といわれる形もあります。これは、正三角形の各頂点を中心に、1辺の長さを半径とする円をかき、それらをつなぎあわせた形です。他にも、ルーローの五角形という形もあります。
コラム マンホールが円の別の理由
マンホールが円であるのは、他にもいろいろな理由があります。たとえば、円は転がして動かせるので、移動させやすいということや、三や四角のようにがなく、欠けたり割れたりしにくいということがあります。
<第4回に続く>