「カメラ&マイクオフOKで気軽に参加できる」第2回 木曜ゆる読書会 開催レポート&第3回参加者募集中!

文芸・カルチャー

公開日:2025/7/4

※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)
※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)

 2025年6月26日(木)、ダ・ヴィンチWebが主催する「第2回木曜ゆる読書会」が開催されました。本稿では、第2回のようすをレポートします。

「第2回木曜ゆる読書会」開催レポート

 第1回に続き、第2回の「木曜ゆる読書会」も課題図書なし。18時からの約90分間のうちおよそ45分、積読本や気になっていた本を一緒に読むだけ、というシンプルな会です。さらに、オンライン(Zoom)での開催で、顔出しや声出しも希望者のみ。

 冒頭、まずは主催側であるダ・ヴィンチWeb編集部員3名がそれぞれに読む予定の書籍を口頭で紹介。『ことばの顔』、『知の編集工学 増補版』、『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』と“言葉”にまつわる書籍が揃い、その偶然に驚く編集部一同。参加者の皆さまには、チャットでこれから読む本について教えていただきました。 参加者からは、坂口安吾の『堕落論』や『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、『十五少年漂流記~二年間の休暇~ (光文社古典新訳文庫) 』、『同時通訳者が「訳せなかった」英語フレーズ』など、第1回に続き、自由な選書による読書会ならではのバラエティあふれる宣言が相次ぎました。

 司会の言葉とともに、45分間の読書タイムに突入。好きな飲み物やお菓子とともに、おのおのの積読本や読んでみたかった本の世界に没入します。

 45分後、まずは編集部員が書籍の感想をそれぞれプレゼンし、参加者からもチャットで数々の感想が寄せられます。

 最後に参加者アンケートの入力をお願いして、「第2回木曜ゆる読書会」は終了。ここでいただいたご感想の一部を、書籍タイトルとあわせて紹介します。

「第2回木曜ゆる読書会」感想紹介(一部抜粋)

『堕落論』
読むよりも解読するのに時間がかかるので後回しにしていて、結局積読していたので、この機会をきっかけに読もうと意気込みました。言葉や言い回しが難しくて、chatGPTに解説してもらいながら読みました。
「人に投げ出さないで自分で考えて行動しなさいよ。だめでもいいじゃない。人間だもの あんご」って感じなのかな…と。

『十五少年漂流記~二年間の休暇~ (光文社古典新訳文庫) 』
1年前に買ったのですが、ずっと積んでいたので。700ページほどあり厚みに怯んでいました。今日、50ページ読みました。まだ嵐の中のところです。子どものころ子ども向けのものを読みましたが、だいぶ内容は忘れているのでこれから読み進めていきたいと思います。

なぜ働いていると本が読めなくなるのか
まえがき、序章まで読みました。映画『花束みたいな恋をした』のある場面に言及していて、恋人たちの労働と自分の文化的時間の感覚のすれ違いを言語化していて、最適な働き方と文化のバランスについて考えられそうな気がしました。

『ちょっと本屋に行ってくる。』
本屋さんだけじゃなく本にまつわる話が綴られていて、本も本屋さんも大好きな私は、終始共感し、大きく頷きながら読んでいました。特に「本は想像力で読むものである」という所で、著者が真夜中に読んでいた本の作中に、食べ物の話が出た時の辛さを綴ったページでは、その辛さを想像して苦笑いしてしまった程に共感しちゃって面白かったです。

編むことは力――ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる
「糸と針と勇気があれば、何度でも編み直せる。セーターも人生も、分断されたこの社会も」という帯に惹かれました。長い歴史の中で「編むこと」が女性にとってどのようなツールだったのか、どれほどの力で社会を繋いでいたのか。著者の経験も編み込まれたエッセイで、洗練された言葉が胸に刺さります。

彼女たちの牙と舌
最近購入したのですが、日々の仕事や家事で読むタイミングを失っていたので、今回の機会に読み始めようと思いました。今回2章まで読み進めました。中学受験を控える子を持つ母親4人による犯罪計画の話なのですが、それぞれの母親の心情のリアルさと次々と明かされる事件の真相に引き込まれていきました。

※いただいたご感想の一部を編集部にて編集し掲載しております

 これからも、読書をもっとしたいのに、なかなか本を読み進められない、積読本ばかりためてしまう、という皆様に向けた読書会を開催していきます! 次回「第3回木曜ゆる読書会」は7月10日(木)18時からの予定。たくさんのご参加をお待ちしております。

第3回「あの本、読まなきゃな~と思い続けてる人の 『木曜ゆる読書会』」

木曜ゆる読書会

 課題図書はありません。ご自身が購入済みの一冊や、読みかけてそのままになってしまっている一冊を、事前に読まないままでご用意ください。なお、カメラ・マイクOFFでご参加いただけます。

■内容:
スタッフによる会の説明後、口頭またはチャットで事前にお読みになる書籍を共有ください。その後、約45分間を読書の時間にいたします。ノルマなどもなく、ご自身のペースで読書をお楽しみください。
読書の時間終了後は、ご希望の方のみ、読後のご感想を口頭またはチャットでお知らせください。
ほか、ご参加後の簡単なアンケートへのご回答をお願いいたします。

■開催日時:7月10日(木)18:00~19:30
     以降、隔週木曜日18:00~開催予定

■開催場所:オンライン
※URLは参加者に当日までにお知らせします

■定員:なし

■参加費:無料

■その他注意事項:
後日、読書会のもようをイベントレポートとして記事化する場合がございます。また、ご参加者の許諾をいただければ、書籍タイトルとご感想を「ダ・ヴィンチWeb」の公式Xアカウントでご紹介させていただきます。

■お申込方法:下記よりお申込みいただけます。
https://mokuyou-yuru-dokusyo-3.peatix.com/view

課題図書ありの読書会も参加者募集中!「月イチ立ち読み読書の会 Vol.1」

「一緒に読書をする」というコンセプトはそのままに、「月イチ立ち読み読書の会」では編集部がセレクトした作品を約10分、一緒に読みます。
 今月は、開催日の7月7日=七夕にちなみ、「夜」「恋愛」をテーマに選書しています。

▶ 詳しくはこちら ⇒ https://ddnavi.com/article/1274806/a/

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