弱った心を回復方法させたいなら、財布にお札をパンパンに入れてみよう!/くよくよしたら手を洗おう。②

暮らし

公開日:2025/7/24

 仕事や人間関係などのちょっとした失敗に落ち込んでしまい、なかなか気分がスッキリしないことがありませんか?

 簡単なアクションでパッと気分転換できれば、くよくよしても大丈夫。『くよくよしたら手を洗おう。』では、心理学者・内藤誼人氏が世界最新の心理学研究のエビデンスとともに、簡単な気持ちの切り替え方を指導してくれます。

「石けんで手を洗う」「財布にお札をパンパンに入れる」などすぐできることや、1日の終わりや週末にできるアクション、意識改革術などを紹介。「くよくよするな」と言われても、気がついたらくよくよしちゃうネガティブ体質の人必見! 簡単にできて心が軽くなるライフハック術をお届けします。

※本記事は書籍『くよくよしたら手を洗おう。』(内藤誼人/主婦の友社)から一部抜粋・編集しました。

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『くよくよしたら手を洗おう。』<br>
『くよくよしたら手を洗おう。』
(内藤誼人/主婦の友社)

Trick05 財布にお札をパンパンに入れると、いやなことも受け流す余裕ができる

「幸せはお金では買えない」とはよく言いますが、「やっぱりあったほうがいいよね」と思う人も多いでしょう。お金があると、心にも暮らしにも余裕が生まれます。

 米国ニュージャージー州にあるストックン大学のマルセロ・スピネラは、402名の地域住民を対象に、収入と気分の関係について調査を行いました。その結果、収入が多いほど、イライラや不安といったネガティブな感情が少ない傾向がありました。ただし、年齢や性別、学歴などの要因もあわせて分析すると、収入と気分との関係は薄れました。幸せにはお金だけでなく、ほかの要素も関係しているということです。

 とはいえ、ある程度のお金が「不安を減らす」のに役立つのも事実です。この論文は「お金で幸せは買えるか?」というタイトルですが、部分的には「買える」と答えてもよいでしょう。お金を持っていれば解決できる不安や悩みは少なくありません。

 では、これを気分を立て直す即効テクとして応用するなら? 

 心が弱ったときには、お財布をパンパンにしてみるのはどうでしょう? 一万円札を入れるのが怖ければ、千円札でもかまいません。とにかく「お札がぎっしり詰まった財布」をつくることがポイントです。ふくらんだ財布を見ると、きっとこう思えるはずです。

「……なんか大丈夫な気がする!」

<第3回に続く>

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