少しの工夫で毎日が彩る…「ご自愛ごはん」で憂鬱を吹き飛ばせ!【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/8/11

「疲れてごはんを作る元気がない」「ごはんも作れない私って……」――もし、そんなことに悩んだら、読んでほしいのが『心曇る日は ご自愛ごはんを』(うめやまちはる/KADOKAWA)。料理を通して自分らしさと向き合い、じっくり少しずつ自分を取り戻していく食卓コミックエッセイだ。

 30代、憧れの仕事に就いて充実しながらも忙しい毎日を過ごしていた主人公は、小さなミスをきっかけに体調を崩して仕事を辞めることに。結婚して専業主婦になったものの、働きたくても働けないでいる自分に自信がもてない日々を送っていた。そんな日々を変えるきっかけになったのは、毎日の普通のごはん。読むと、ほっこり癒やされる。ちょっとしたものでいいから、自分のためにごはんを作ってみたくなる。そんな温かなこの本は一体どうやって生まれたのか。著者のうめやまちはるさんにお話を伺った。

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――この作品のテーマを「ごはん」や「料理」にした理由を教えてください。

うめやまちはるさん(以下、うめやま):元々は、自分の心が元気になった出来事を中心に描いてみたいと思っていたのですが、テーマが広すぎるため、軸になるものがあった方がいいということで「食」をテーマにすることにしました。

――うめやまさんは料理をするときにどんなことを心がけていますか。

うめやま:旬のものを多くメニューに入れるようにしています。食卓で季節を感じられると幸せが一つ増える気がします。

――毎日のごはんはちょっとした工夫で私たちに生きる元気をくれますよね。ちょっと気分が落ち込んでいるとき、前向きな気分になりたいとき、うめやまさんはどんな料理を作られていますか。

うめやま:パーッとした気分になりたいときはいつも餃子を作っています。連休の最終日、「明日から仕事で憂鬱……」というときは決まって餃子にします。何だかそれだけでも翌日に向けての活力になる気がするんです。

取材・文=アサトーミナミ

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