アメリカの中学校に入学早々、討論会のメンバーに⁉︎「銃規制」をテーマに7人の子どもたちが出した結論とは。“多様性”を考える1冊【新刊紹介】

文芸・カルチャー

公開日:2025/8/9

母の赴任先のアメリカ・ニューヨーク州郊外の中学校に入学した櫂。

英語にもまだ自信がないのに、討論会の出場メンバーのひとりに、選ばれてしまった。

テーマは銃規制について。

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七人の子どもたちは、どんな結論を導くのか。

 ▲丹下京子さんが描く討論会メンバーの7人。作中で担任の先生から「セブン・サムライ」と呼ばれます。
▲丹下京子さんが描く討論会メンバーの7人。作中で担任の先生から「セブン・サムライ」と呼ばれます。

 中央手前が主人公の櫂(かい)。この7人がどんな討論をしていくのか、必読です!

 ▲目次にある挿絵は櫂がスクールバスに乗って家へ帰るところ。
▲目次にある挿絵は櫂がスクールバスに乗って家へ帰るところ。

 バスの中でもアメリカと日本を比べます。

 ▲章の中にも見出しをいくつか入れて、読みやすく工夫しています。
▲章の中にも見出しをいくつか入れて、読みやすく工夫しています。
 ▲歴史的な事件も取り上げ、討論会は佳境を迎えます。
▲歴史的な事件も取り上げ、討論会は佳境を迎えます。
花の子どもたち
花の子どもたち(著:小手鞠 るい 絵:丹下 京子 / フレーベル館)

花の子どもたち

著:小手鞠 るい
絵:丹下 京子
出版社: フレーベル館

出版社からの内容紹介
母の赴任先のアメリカ・ニューヨーク州郊外の中学校に入学した櫂。
英語もまだ自信がないのに、討論会の出場メンバーひとりに選ばれてしまった。
テーマは銃規制について。
七人の子どもたちは、討論会でどんな結論を導くのか。

日本の小学校で教わった多様性とは、まず日本人というマジョリティが存在していて、それとは異なる人たちを受け入れましょうっていう考え方だった。
でも、ここでは、そうではない。
多様性とは、初めから、ここにあるものなのだ。つまり、異なった人たちを受け入れるのではなくて、初めから異なった人たちがここにいる、というこの現実。
多様性とはつまり、豊かさってことなんじゃないか。
多様性という豊かな渦巻きに、ぼくは巻きこまれていようと思っている。(本文より)

本記事は「絵本ナビ」から転載しております

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