アメリカの中学校に入学早々、討論会のメンバーに⁉︎「銃規制」をテーマに7人の子どもたちが出した結論とは。“多様性”を考える1冊【新刊紹介】
公開日:2025/8/9

母の赴任先のアメリカ・ニューヨーク州郊外の中学校に入学した櫂。
英語にもまだ自信がないのに、討論会の出場メンバーのひとりに、選ばれてしまった。
テーマは銃規制について。
七人の子どもたちは、どんな結論を導くのか。

中央手前が主人公の櫂(かい)。この7人がどんな討論をしていくのか、必読です!

バスの中でもアメリカと日本を比べます。



花の子どもたち
著:小手鞠 るい
絵:丹下 京子
出版社: フレーベル館
出版社からの内容紹介
母の赴任先のアメリカ・ニューヨーク州郊外の中学校に入学した櫂。
英語もまだ自信がないのに、討論会の出場メンバーひとりに選ばれてしまった。
テーマは銃規制について。
七人の子どもたちは、討論会でどんな結論を導くのか。
日本の小学校で教わった多様性とは、まず日本人というマジョリティが存在していて、それとは異なる人たちを受け入れましょうっていう考え方だった。
でも、ここでは、そうではない。
多様性とは、初めから、ここにあるものなのだ。つまり、異なった人たちを受け入れるのではなくて、初めから異なった人たちがここにいる、というこの現実。
多様性とはつまり、豊かさってことなんじゃないか。
多様性という豊かな渦巻きに、ぼくは巻きこまれていようと思っている。(本文より)