美のプロが絶賛する 「ネロリハーブ」とは? 菅原あゆみさんの植物療法で自律神経をととのえ、体の内側からキレイになる【著者インタビュー&体験記】
公開日:2025/8/19
「ネロリハーブ」のカウンセリングを体験
自分の体調に合わせたオリジナルブレンドのハーブティーやチンキを購入できる、ネロリハーブのカウンセリング。完全紹介制で誰でも利用できるわけではありませんが、菅原さんのオリジナルメソッドについて知りたい人は、本稿を参考にしてもらえたらと思います。
カウンセリングは、今は1800人待ちという状況のため、カウンセリングを受けれない方にも“最速で体の不調が改善された人”のデータをもとにしたブレンドを、通常商品として店頭、オンラインにて販売しています。

私が受けたカウンセリング体験としては、まずは自分が感じる不調をアンケートで回答し、それをもとに菅原さんとお話しました。私の悩みは、やりたいことがたくさんあって「休み方がわからないこと」や、デスクワークが長くなると頭痛がしたり、心臓がバクバクしたりすること。その他にもいろいろ…。おすすめされたハーブティーには、心臓にいいと言われる「松葉」や、アレルギーに効果的という「エキナセア」など、まさに今の自分の悩みに寄り添ってくれる植物がたくさん入っていました。
「手をさわってもいいですか」と言われ、脈診も。アーユルヴェーダは脈で体を覗くそうで、「お腹がすごく冷えてる。運動不足。鼠蹊部が詰まっていて、背中がすごく張っている」との診断。続いて「背中をさわってもいいですか」と言われてさわってもらうと、「肩こりがひどいですね。ちょっと運動したほうがいい。私も運動嫌いだから、わかる」と優しくカウンセリングしてもらいました。

ハーブティーやチンキ以外に、ヘアケア、スキンケア、アロマオイルミックスなどのサンプルもいただきました。ハーブの香りのシャンプーは頭の疲れがすっきり取れるし、アロマオイルミックスは嗅いでから深呼吸をすると頭痛を防げるらしく、頭痛がどうにかなるかもしれません。
体調をととのえる「睡眠」「冷え取り」「腸活」という3つの基本についても、自宅で作れるオリジナル入浴剤や、麹を使った腸活レシピなどをその場で伝授してもらい、錚々たる女優さんがみんなしているという温活の手ほどきも受けました。運動はそろそろしたほうが良さそうですが…これらのレシピで当分、肩こりや体の詰まりをケアできそうです。
短い時間の中で、こちらが聞きたいことにパパッと答えてくれた菅原さん。「休み方がわからないのが一番良くなくて。体って自分のものだからこき使ってしまうけど、今回の人生の借り物と考え、最初に産んだ子どもだと思って労ってほしい。体調が変わったらまた来てください。一度来た人はずっと面倒見ますよ」と厳しくも温かく伝えてくださった言葉や、“冷え”とは無縁と思えるような温かい手のひらの感触を今でもおぼえています。
“植物まみれ”の生活を1週間続けた結果は…
「今日からしっかり植物まみれの生活をしてみてください。1週間もすれば効果を感じると思いますよ」と言われ、1週間、身のまわりのありとあらゆるものに、菅原さんから教えてもらった植物の力を取り入れました。1週間と言わず、1日でだるーんと夜眠くなり、眠らないとダメだと体が教えてくれるようでした。昼間は体がポカポカとして、体のなかに水分がめぐって潤っている感じ。いつも何かを考えてしまう頭も、ポワッといい感じに解きはなたれたようで。とにかく、余計な重さが取り払われたような体の軽さでした。

植物はこんなに体を心地よくしてくれるだけはなく、触感、香り、味などで五感を楽しませてくれることを実感しました。ハワイの火山灰で作られた洗顔ソープの肌に吸いつくような触感。足や肩こりの浮腫みをとるマッサージクリームのいい香り。カウンセリングの帰りにカフェでいただいた、アワやヒエでできた完全グルテンフリーのパスタや、蜜のような甘味のあるヴィーガンソフトクリームの美味しさ。植物の力はけっして「美味しくないもの」や「楽しくないもの」ではなく、気分まで上げてくれるものでした。「みんな知ったら“こっちのほうがいいよ”ってなると思う」という菅原さんの言葉に納得できるのは、一度使ったら体も心も植物を求めるようになるからなのでは、と感じます。
たしかに、自分で毎日お茶を淹れ、毎日入浴剤を作るような植物まみれの生活は、少々面倒かもしれません。でもきっと、自分の面倒を見るのはそもそも大変なことなのだと思います。だからみんな、つい自分の体をネグレクト状態にしてしまう。だから、たまには便利なものに頼るときもあるけれど、そんなときは植物の力でデトックスする。菅原さんが言う通り、植物療法がスキルとして身についたらどんなに快適か、考えただけで嬉しくなります。

自分のケアをしていると、「こんなに手間をかけている」自分に対する愛情がどんどん増していくのも新たな発見でした。面倒を見れば見るほど愛おしい。内側も外側も植物に包まれ、いつもアロマのいい香りがして、植物に守られている安心感もありました。いつでも自分を守れることに対して自信がつき、ちょっと大げさかもしれませんが、自分の面倒を見られる=人としての成熟度まで上がったような気がします。
自分の体に向き合うことで、今の自分に必要なものや、必要ではないものがわかり、思考もはっきりしてくる。「腸内環境がととのうと思考にも影響するから、人生のクオリティが上がります」という菅原さんの言葉が腑に落ちました。予想以上に精神的な影響が大きかった…。
自分の面倒を見るのは大変だけど、病気になってからでは遅すぎる。日々の調子をととのえるには、植物の力が不可欠。「ハーブティー飲んでないなんて、人生半分損してるよ」とインタビューの最後に言っていた菅原さんの言葉を、身をもって感じました。