「積読が解消しただけでなく、読みたい本にたくさん出会えた」第5回 #木曜ゆる読書会 開催レポート&第6回参加者募集中!
公開日:2025/8/15

2025年8月7日(木)、ダ・ヴィンチWebが主催する「第5回木曜ゆる読書会」が開催されました。本稿では、そのようすをレポートします。
▶木曜ゆる読書会とは?
▶編集部の選書は“1年以上積んでいる本”
▶いざ、読書タイム! 45分間、ただ読むだけ
▶参加者の感想をご紹介!
▶“ゆる読書会”は新しい本との出会いの場
▶第6回「あの本、読まなきゃな~と思い続けてる人の 『木曜ゆる読書会』」
木曜ゆる読書会とは?
書店で「面白そう!」と思ってお迎えした本が、積んだままになっていませんか? 数ページだけ読んで止まっている……最近あまり本を読めていない……そんなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
実は、ダ・ヴィンチWeb編集部でも「積読が増える一方」「一人だとスマホを見てしまう」といった声が続出。
そこで、積読を解消したい人や、読書を習慣づけたい人のための、ゆるい読書会をスタートしました。
課題図書はありません。漫画でも雑誌でも、途中まで読んだままの本でもOK。参加者は読みたい本を持ち寄り、Zoomでカメラ・マイクOFFで45分間“もくもくと読む”だけ。途中の入退室も自由です。
編集部の選書は“1年以上積んでいる本”
読書会では、ダ・ヴィンチWeb編集部員4名も、毎回一冊ずつ本を持ち寄っています。
基本的には積読の中から読みたい本を選んでいるのですが、前回からは裏テーマを設定。今回の裏テーマは”1年以上積んでいる本”。
読みたい気持ちはあったのに、なぜかページを開くタイミングを逃していた――そんな“長期積読本”たちはこちら。
『はじめての中国茶とおやつ』(甘露/誠文堂新光社)
『高慢と偏見』(ジェイン・オースティン/中央公論新社)
『小説家としての生き方 100箇条』(吉本ばなな/サンクチュアリ出版)
『救いの森』(小林由香/角川春樹事務所)
いざ、読書タイム! 45分間、ただ読むだけ
編集部の紹介が終わったあとは、いよいよ読書タイム。Zoomをつないだまま、カメラもマイクもオフにして、それぞれが選んだ本と静かに向き合います。
この45分間は、自分の本の世界に没頭できる貴重な時間。「誰かとつながっているけれど、干渉されない」という、ちょうどいい距離感があるからこそ、読書に集中できるという声も。
参加者の皆さんにも、読書タイムの前に「今日読む本」をチャットで教えていただきました。
そして45分後、まずは編集部員が書籍の感想をそれぞれシェア。さらに、参加者からもチャットで数々の感想が寄せられました。
参加者の感想をご紹介!
チャットやアンケートで寄せられた感想の一部をご紹介します。
『料理の四面体』(著:玉村豊男/中央公論新社)
34歳だった著者の玉村さんが、世界のあらゆる料理を食べ歩きながら、「四面体」となる原理をわかりやすく書いてくださった本でした。文章から香りや味が感じられ、五感って繋がってるんだなと感じます(視覚→嗅覚や味覚)。巻末にある、日高シェフの解説がどうしても読みたくて、本編の先に読む!という暴挙に出てしまいました……。
『ギンガムチェックと塩漬けライム 翻訳家が読み解く海外文学の名作』(鴻巣 友季子/NHK出版)
100分de名著『侍女の物語』の回で素晴らしい解説をしていらした翻訳家の鴻巣先生が海外文学について解説。『あしながおじさん』、『若草物語』と『風と共に去りぬ』、『ロミオとジュリエット』、『嵐ヶ丘』の解説が特に面白かったです。『高慢と偏見』の解説もありました。
『獣の奏者』(上橋菜穂子/講談社)
上橋さんの作品は硬派なファンタジーで世界観がしっかり作り込まれていて面白いです。主人公がこれからどうやって試練に立ち向かっていくか気になります。
『星の教室』(髙田 郁/角川春樹事務所)
中学時代にいじめを受けた主人公が夜間中学に通い始める話ですが、なぜ学ぶのかということを考えていくところがよかったです。義務教育を終えていないと就職さえ難しいということを初めて知りました。学ぶということを改めて考えながらこの先を読みたいと思います。
『だから捨ててと言ったのに』(講談社)
25人の作家さんが「だから捨ててと言ったのに」の文章から自由に物語を作っていました。どれも10ページ未満でした。「だから捨ててと言ったのに」から思い浮かぶ物語が作家さんによってこんなにも違うのかと驚かされます。他の作家さんと内容が被らないように面白い話を書くのはプレッシャーかもしれませんが、よい刺激にもなりそうですよね。箪笥を捨ててほしい息子の物語と、オタク向けの機械の物語が面白かったです!
※いただいたご感想の一部を編集部にて編集し、掲載しております。
“ゆる読書会”は新しい本との出会いの場
読書会終了後には「みなさんが紹介してくださった本が面白そうで、読みたい本がたくさんできました」といった声を多数いただきました。
このように、誰かが紹介した本をきっかけに「次はこれを読んでみよう」と思えたり、久しぶりに読書の楽しさを思い出せたりするのが、木曜ゆる読書会の醍醐味です。
次回は2025年8月21日(木)18:00〜開催予定です。ぜひご参加ください!
第6回「あの本、読まなきゃな~と思い続けてる人の 『木曜ゆる読書会』」

課題図書はありません。ご自身が購入済みの一冊や、読みかけてそのままになってしまっている一冊を、事前に読まないままでご用意ください。なお、カメラ・マイクOFFでご参加いただけます。
■内容:
スタッフによる会の説明後、チャットで事前にお読みになる書籍を共有ください。その後、約45分間を読書の時間にいたします。ノルマなどもなく、ご自身のペースで読書をお楽しみください。
読書の時間終了後は、ご希望の方のみ、読後のご感想をチャットでお知らせください。
ほか、ご参加後の簡単なアンケートへのご回答をお願いいたします。
■開催日時:8月21日(木)18:00~19:30
全6回開催予定 (今回は第6回目となります)
■開催場所:オンライン
■定員:なし
■参加費:無料
■その他注意事項:
後日、読書会のもようをイベントレポートとして記事化する場合がございます。また、ご参加者の許諾をいただければ、書籍タイトルとご感想を「ダ・ヴィンチWeb」の公式Xアカウントでご紹介させていただきます。
■お申込方法:下記よりお申込みいただけます。
https://mokuyou-yuru-dokusyo-6.peatix.com/