「ヌン活」にも役立つ!本格的な紅茶の淹れ方から、ドレスの歴史まで。“お嬢さま”に近づくための、ときめきが詰まった教養図鑑【書評】

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PR 公開日:2025/8/29

令嬢のマナーと教養図鑑 英国令嬢のすてきな暮らしかた50Topics
令嬢のマナーと教養図鑑 英国令嬢のすてきな暮らしかた50Topics(下条智恵子、青木美沙子:監修、ツツイモモエ、omiso:イラスト/Gakken)

 スイーツがたくさんのった三段トレイ、紅茶の香りが漂うティーカップ。ホテルやカフェで楽しむアフタヌーンティーは、日常を忘れさせてくれる特別な時間だ。けれど、カップの持ち方やスコーンの食べ方など、ふとした瞬間に「これで合っているのかな?」と気になることもある。

 もっと自信を持って「ヌン活」を楽しみたい。上品なふるまいを身につけたい――そんな思いに応えてくれるのが、『令嬢のマナーと教養図鑑 英国令嬢のすてきな暮らしかた50Topics』(下条智恵子、青木美沙子:監修、ツツイモモエ、omiso:イラスト/Gakken)だ。可愛らしいイラストとやさしい文章で、「お嬢さま」の世界を案内してくれる。

 本書はChapter1から3までの三章構成。第一章にあたる「令嬢のためのアフタヌーンティーのマナー」では、基本のテーブルマナーに加え、アフタヌーンティーが生まれた背景や、英国に息づくティータイムの文化を学べる。

 スイーツに合わせて紅茶を選ぶひとときも、令嬢のたしなみ。ヌン活好きな人なら一度は、「このスイーツに合う紅茶ってどれだろう?」と迷ったことがあるだろう。本書には、茶葉とスイーツの相性がひと目でわかる表も載っていて、まるでメニューを選んでいるかのようなわくわく感がある。ミルク・レモン・アイスといったおすすめの飲み方も紹介されているため、次のヌン活がもっとときめく時間に変わるはずだ。

 Chapter2の「令嬢らしいおもてなしのマナー」では、自宅をサロンのように演出するヒントが盛りだくさん。ウェッジウッドやロイヤルアルバートといった茶器ブランドの紹介から、招く人も招かれる人も心地よく過ごせる雰囲気づくりや所作まで、“お嬢さまのお茶会”を叶えるエッセンスが詰まっている。

 心からお嬢さまになるには、マナーの形だけでなく知識も必要。最後のChapter3では、「令嬢が知っておきたい教養」が宝石箱のようにぎゅっと詰まっている。英国貴族の爵位や舞踏会の作法、さらには邸宅やインテリアにまつわる話など、まるで貴族の世界に入り込んだかのような気分になれる。ドレスの歴史や現代のドレスコードを紹介するページは、イラストを眺めているだけでわくわくするだろう。章の最後には、貴族令嬢の世界を味わえるドラマや映画、書籍の紹介も。ひとりヌン活の読書タイムや、自宅お茶会の映像演出にも活かせそうだ。

 本書は内容だけでなく、装丁にも心をくすぐられる。デザインとコンセプトの監修を務めるのは、ロリータファッション界のカリスマ・青木美沙子氏。本文にはロリータファッションの女の子たちが登場し、さらにカバーを外せばクラシカルロリータをイメージした柄の表紙が現れる。細部までこだわり抜かれていて、ページをめくるたびに気持ちがふわりと華やぐ。

 さらにダウンロード特典として、「ロリータさんのためのアフタヌーンティー5か条」特製デジタルカードと、本体表紙とおそろいのスマートフォン用壁紙も付属。外出先でも“令嬢気分”を高めてくれる。

 読めば読むほど、“英国貴族のお嬢さま”に近づける一冊。次のヌン活のお供に、ぜひ手に取ってみてほしい。

文=倉本菜生

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