「読書好きの人とつながれてよかった!」第6回 #木曜ゆる読書会 開催レポート&次回参加者募集中!
公開日:2025/9/5

2025年8月21日(木)、ダ・ヴィンチWebが主催する「第6回木曜ゆる読書会」が開催されました。本稿では、そのようすをレポートします。
▶木曜ゆる読書会とは?
▶編集部の選書は“1年以上積んでいる本”
▶いざ、読書タイム! 45分間、ただ読むだけ
▶参加者の感想をご紹介!
▶“ゆる読書会”は新しい本との出会いの場
▶「あの本、読まなきゃな~と思い続けてる人の 『木曜ゆる読書会』」Season2 vol.1
木曜ゆる読書会とは?
書店で「面白そう!」と思ってお迎えした本が、積んだままになっていませんか? 数ページだけ読んで止まっている……最近あまり本を読めていない……そんなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
実は、ダ・ヴィンチWeb編集部でも「積読が増える一方」「一人だとスマホを見てしまう」といった声が続出。
そこで、積読を解消したい人や、読書を習慣づけたい人のための、ゆるい読書会をスタートしました。
課題図書はありません。漫画でも雑誌でも、途中まで読んだままの本でもOK。参加者は読みたい本を持ち寄り、Zoomでカメラ・マイクOFFで45分間“もくもくと読む”だけ。途中の入退室も自由です。
編集部の選書は“1年以上積んでいる本”
読書会では、ダ・ヴィンチWeb編集部員も、毎回一冊ずつ本を持ち寄っています。
基本的には積読の中から読みたい本を選んでいるのですが、編集部では裏テーマを設定。今回の裏テーマは”夏休みに読もうと思って読めなかった本”。
夏休みこそ読もうと思っていたのに、気づけば手をつけられずにいた……。そんな“夏休みの宿題”のような積読本たちはこちら。
『おいしいごはんが食べられますように』(高瀬隼子/講談社)
『生きる言葉』(俵万智/新潮社)
『愛じゃないならこれは何』(斜線堂有紀/集英社)
いざ、読書タイム! 45分間、ただ読むだけ
編集部の紹介が終わったあとは、いよいよ読書タイム。Zoomをつないだまま、カメラもマイクもオフにして、それぞれが選んだ本と静かに向き合います。
この45分間は、自分の本の世界に没頭できる貴重な時間。「誰かとつながっているけれど、干渉されない」という、ちょうどいい距離感があるからこそ、読書に集中できるという声も。
参加者の皆さんにも、読書タイムの前に「今日読む本」をチャットで教えていただきました。
そして45分後、まずは編集部員が書籍の感想をそれぞれシェア。さらに、参加者からもチャットで数々の感想が寄せられました。
参加者の感想をご紹介!
チャットやアンケートで寄せられた感想の一部をご紹介します。
『日本とユダヤの古代史&世界史』(田中英道、茂木誠/ワニブックス)
海外在住の友人からの紹介。歴史だけでなく美術、民族、政治、金融について、乾いた文体にもかかわらず熱量を感じ面白く読み進められました。とはいえ引用文献の多さにビビりました。一年寝かせていた本を読むきっかけをつくってくださったゆる読書会に感謝です。
『自分のために料理を作る: 自炊からはじまる「ケア」の話』(山口祐加、星野概念/晶文社)
ひとり暮らしを始め自炊しているのですが、突然マズく感じ始めたので、この本を選びました。今の私に必要なのは、料理の腕ではなく「自尊心」と「プロセスを楽しむ余裕」なのだと解りかけているところです!もう少し読みすすめ、自炊を楽しめるようになりたいです。
『14歳からの哲学 考えるための教科書』(池田晶子/トランスビュー)
以前少し読んで難しいかも……とそのままになっていたのですが、今回読み進めてみたら「いよいよこの章は難しかった。人が一生賭けて考えるに値する問題なんだから、当然だ。」とあり、ほっとしました。以前より読めたので、このタイミングが読みどきだったのかも、と感じました。
『おあとがよろしいようで』(喜多川泰/幻冬舎)
大学生の主人公が落語研究会と出会う話。半分くらい読みました。自称コミュ障の主人公が落語と、先輩方とのかかわりを通じて今まで見えていなかった視点で物事を見ることができるようになり、これからどうなるかなというところです。部長さんがなんとなく秘密(?)がありそうで、続きが楽しみ。落語自体全く聞いたことがないけど、聞いてみたくなりました。
『空色勾玉 〈新装版〉』(荻原規子/徳間書店)
佐竹美保さんのカバーイラストにときめきました。幼い頃に図書館で佐竹美保さんの表紙の本ばかり選んで借りていたことを思い出しました。大好きな絵柄です。内容は古代の日本が舞台です。世界観に入り込めずなかなか読み進められなかったのですが、この会をきっかけにまた手に取ることができました。500ページ以上ありますが、半分まで読んだらどんどん面白くなってきました。RPGのように気付いたらハマってたという感じになるのかなとワクワクしています。
『という、はなし』(吉田篤弘/筑摩書房)
自分の書棚の未読コーナーから、目をつぶって選びました。読んでみたら、まずイラスト→それに文をつけたという変わった形式でした。動物好きにはたまらないかわいいイラストと、本好きにぴったりの「読書・本」をテーマにしたシンプルで気持ちの良い文の組み合わせです。イラスト込みで4ページで24編収録。ゆるっとした気分になれる、プラス読書好きには「分かる、分かる!」と共感できる言葉がそこここに出てきて、嬉しい一冊です。
『アンダーグラウンド』(村上春樹/講談社)
途中で放置して何年も経ってしまったので、こういうイベントに参加すれば読めるか試してみたかったです。私には文が難しくて、やはり少ししか読めませんでしたが、後書きの箇所だけ読めたので、著者がどういう気持ちで事件に向き合っていたのかが知れたのは良かったです。
※いただいたご感想の一部を編集部にて編集し、掲載しております。
“ゆる読書会”は新しい本との出会いの場
読書会終了後には「図書館で読むように、皆も読んでるしな、と自宅で集中できた」「海外在住で、周りに読書好き日本人があまりいないため、こうやってゆるっと読書好きさんが集まるところに参加でき、話を聞けて良かったです」といった声をいただきました。また、「編集部の皆さんの感想を聞いていたら、その本も読みたくなり、また積読本が増えそうです」といううれしい悲鳴(?)も!
今回でseason1は終了となりますが、来月からはseason2の開催が決定! 2025年9月21日(木)18:00〜開催予定です。ぜひご参加ください!
「あの本、読まなきゃな~と思い続けてる人の 『木曜ゆる読書会』」Season2 vol.1

課題図書はありません。ご自身が購入済みの一冊や、読みかけてそのままになってしまっている一冊を、事前に読まないままでご用意ください。なお、カメラ・マイクOFFでご参加いただけます。
■内容:
スタッフによる会の説明後、口頭またはチャットで事前にお読みになる書籍を共有ください。その後、約45分間を読書の時間にいたします。ノルマなどもなく、ご自身のペースで読書をお楽しみください。
読書の時間終了後は、ご希望の方のみ、読後のご感想を、口頭またはチャットでお知らせください。
ほか、ご参加後の簡単なアンケートへのご回答をお願いいたします。
■開催日時:9月11日(木)18:30~20:00
※ 以降、隔週木曜日18:30~、全6回開催 (今回は第1回目となります)
■開催場所:オンライン
■定員:なし
■参加費:無料
■その他注意事項:
後日、読書会のもようをイベントレポートとして記事化する場合がございます。また、ご参加者の許諾をいただければ、書籍タイトルとご感想を、「ダ・ヴィンチWeb」の公式Xアカウントでご紹介させていただきます
■お申込方法:下記よりお申込みいただけます。
https://mokuyou-yuru-dokusyo-2-1.peatix.com/view