“何もしない”は悪いことじゃない。自分を休ませない「セルフブラック企業」はもうやめよう/ニャンだかラクになる休み方

暮らし

公開日:2025/10/21

 ゆっくり休みたいのに、あれこれ気になって動いてしまい、結局休めずさらに疲れがたまってしまった。そんな経験はありませんか?

  シリーズ累計発行部数40万部を突破した『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』の著者Jam氏による最新作が登場。ワーカホリックで休み下手だったJam氏による、心を軽やか&ラクにする休み方のヒントが満載! 監修は精神科医・名越康文氏。

「休むことに罪の意識を感じてしまう」「誰かと話したくない日がある」など、休みたくても休めず頑張り過ぎてしまうという悩みを持つ人に、かわいいネコたちの4コマとエッセイで上手な休み方を提案します。

※本記事は書籍『ニャンだかラクになる休み方』(Jam:著、精神科医・名越康文:監修/スターツ出版)から一部抜粋・編集しました

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『ニャンだかラクになる休み方』
『ニャンだかラクになる休み方』(Jam:著、精神科医・名越康文:監修/スターツ出版)

「罪をおかした、悪いことをした、社会的、道徳的に間違ったことをしたと感じるときに生じる感情」。罪悪感について調べると、このように書かれています。そんなことは、いまさら聞かなくても知っていると思いますが、世の中には「何もしてないことに罪悪感を感じる人」もいるので、あえて書いてみました。何もしていないということは、罪もおかしていないんです。起こってもいないことに対して、罪悪感を感じる必要はありません。

 私も以前は、何もしていないことに罪悪感を感じて、何かをしてしまうことがありました。例えば休日でも「暇な時間があるなら、仕事をしなくてはいけない」などです。〆切に余裕があっても罪悪感を感じるので、なんでかな?と思いました。冷静に考えたら、それは、「かもしれない罪悪感」でした。「仕事が終わらないかもしれない→仕事で迷惑をかけるかもしれない→社会人として許されない」といった感じです。こういうのって不測の事態を予想して行動できているわけですから、本当なら罪悪感どころか、「自分、えらい!」と褒めてあげたっていいんです。

 何もしていないのに「かもしれない罪悪感」で何かしてしまう人は、こう考えてみてください。自分も人権を持った一人の人間です。「人を休ませないのは悪いことだ」と考えて、自分のことも休ませてあげてください。

セルフブラック企業みたいなことはやめよう

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<第3回に続く>

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