「何かしなきゃ」と焦ってしまう休日。でもその何かが何なのかわからない…/ニャンだかラクになる休み方

暮らし

公開日:2025/10/23

 ゆっくり休みたいのに、あれこれ気になって動いてしまい、結局休めずさらに疲れがたまってしまった。そんな経験はありませんか?

  シリーズ累計発行部数40万部を突破した『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』の著者Jam氏による最新作が登場。ワーカホリックで休み下手だったJam氏による、心を軽やか&ラクにする休み方のヒントが満載! 監修は精神科医・名越康文氏。

「休むことに罪の意識を感じてしまう」「誰かと話したくない日がある」など、休みたくても休めず頑張り過ぎてしまうという悩みを持つ人に、かわいいネコたちの4コマとエッセイで上手な休み方を提案します。

※本記事は書籍『ニャンだかラクになる休み方』(Jam:著、精神科医・名越康文:監修/スターツ出版)から一部抜粋・編集しました

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『ニャンだかラクになる休み方』
『ニャンだかラクになる休み方』(Jam:著、精神科医・名越康文:監修/スターツ出版)

「何かを始めなくちゃいけない」。よくそんな言葉を耳にしますが、私は「何か」が「何か?」をわかってないときは、焦らずに構えていたほうがいいと思います。「何かを始めなくちゃ」の「何か」は、「恋」みたいなものだからです。

 恋するとき、「今から恋をしなくちゃ」って始まることは少ないと思います。突然、落ちるんです。そして落ちてしまったら、できることは、その恋を成就するための努力くらいです。例えば、私は作家を生業にしてますが、別に「作家になるために描かなきゃ」と思って始めたわけではありません。「描くのが好きだから作家になりたい」という順序が正解です。正直なところ「始めなければ」と考え込むほどの「義務感」を感じるためには、「よほどの理由」が必要なんです。でも、その「何か」さえわからないと、何に対しての義務?という感じで、頑張る理由もなしにモチベーションは上がらないし、空回りして疲れるだけなんです。それよりは「何か」という恋に落ちたときのために、自分を磨いたり知見を広めたりして、気力体力を温存したほうが、いざ「落ちた」ときに動きやすいと思います。

「何か」が始まれば、今までできていた他のことに手が回らなくなることもあります。「何かを始めなくちゃ」と思ったときは「何かが始まる前に」と思って、今できることをやるのがオススメです。

「何か」は恋と同じで突然始まることが多い

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<第5回に続く>

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