阪田マリンエッセイ連載 第20回「若いって、いつまで?」/ 時游性活~ネオ昭和の魅力~
公開日:2025/10/15

おはこんばんちわ! 皆さんは寝ている間に夢を見ますか?
私は毎日見ます。近頃『私が高校生に転生して青春を送っている』という夢ばかり見るのですが、戻りたい願望が夢に表れているのですかね…?? でも内容はそれしか覚えていないのです。目覚めた瞬間は覚えているのに、ベッドから立ち上がった瞬間全て忘れている(笑)
枕元にペンとノートを置いて、夢日記をつけてみようかしら? そんなこんなで今日もお届けしましょう、時游性活!
今月は凄く忙しい毎日を過ごしていまして、暇な時間が苦手な私にとっては凄くありがたい事なんですが、それとは裏腹に、寝る事が好きな私にとって寝不足が続くとどうしてもいつもは受け流せるような出来事も気にしてしまったりモヤモヤしてしまったりするんですよね。
悲しみも怒りも不安も飲み込んで消化をして、全部エネルギーに変えてしまえたらどれだけ楽なのでしょう! と思いますが、そう簡単にはいかないのが人生!
今までは悩んだりしても『まだ私は若いし、悩む必要ないや! 楽しめばいいや』と言い聞かせていたのですが、その『若さ』というものは凄く美しいものでもある反面、残酷なものでもある事に気づいてしまったのです。
気づけばあと2カ月で25歳になります。
世間的にはまだ若いじゃないかと思われるかもしれませんが、私のいる世界だと『もう』25歳と捉えられる気がしてならないのです。考えすぎですかね、、
私は10代の頃から昭和カルチャーや昭和歌謡が大好きだったのですが、私が19歳の時に『10代の女の子が昭和にハマる?』的なニュアンスのインタビューを受けたのです。
19歳が昭和歌謡にハマるインパクトはとても大きいですが、年齢を重ねていくごとにインパクトも小さくなっていく気がして…あくまで持論なのですがね(久しぶりに弱音を吐いている笑)
そうした時に『年齢を重ねれば重ねるほど味が出てくる武器』を持っておこうと考えました。
今の私には何が必要なのか…?? いつものようにノートにペンで書き出し、殴り書きをした結果、『知性、ユーモア、愛嬌』この3つを大切にしようと決めました。
若い頃は
イェーイ昭和好きだぜー!
みんなかかってこーい!
という感じのテンションで日々生活をしていたのですが、もうそろそろ卒業をしなきゃと思い、今蓄積されている昭和の知識をより広げてもっと詳しくなる勉強をしてみたり(まぁ昭和カルチャーが大好きなので勉強だとは思っていないですが♡)ラジオの話し方を少し研究してみたり、自分の中の引き出しをもっと増やそうと思い、前に進んでいる時期です。
学生時代からの友達が次々と結婚していきます。結婚式の招待状が届くと、もう私達は立派な大人なのだと再確認させられるのです。いくら夢を見たって、学生時代には戻れないという現実。
みんな大人になっていくんだ、みんな年齢を重ねるんだ。今頃になって何より大切なのは『時間』という事に気づきました。
表面上の『若さ』だけを武器にして生きるのでは後々大火傷をしてしまう、今まで許されてきた事が許されなくなっていく。それが『歳をとる』という事でもあるけれど、さまざまな経験を積んで味が出てきたり、知識が増えたり、人脈がどんどん広がったり、成長したりする事も『歳をとる』という事。
私は火傷したくない! カッコイイ歳の重ね方をしたいのです。
傷ついたり悲しんだり喜んだり楽しんだり転んだり立ち止まったり、それでも前を向いて進みます。
内面から湧き出る『味』のあるイイ女になりたい。イイ女でありたい!
<第21回に続く>