雁須磨子が“加齢”の不安を抱える女性たちに贈る、50代の人生白書『起承転転』コミックス第1巻が発売
公開日:2025/10/22
株式会社太田出版は、漫画家・雁須磨子による新作コミック『起承転転』第1巻を刊行した。本作は現代を生きる女性たちの“加齢”への不安に寄り添う、50代の人生の転機を描いた物語だ。

「誰かの母にもならず 誰かの妻にもならず 娘のまま50才になった」
『あした死ぬには、』で40代の葛藤を描き、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した雁須磨子氏が、次に描くのは50代のリアル。主人公は、18歳で上京し32年間“売れない役者”として生きてきた葉子(ようこ)。50歳の誕生日を迎えたことを機に、故郷・福岡に戻ることを決意する。
50歳・無職という厳しい現実に直面する葉子だが、人懐っこい大家の息子・快晴や、スキマバイトで出会う個性豊かな同僚たちとの交流を通じて、新しい自分を発見し、「人生の新展開」を切り開いていく。
何かを諦めること、手放すことを通して、何者にもなれなかった自分が新しい自分と出会う物語は、すでにWeb連載で多くの女性たちの共感を呼んでいる。
本作の発売を記念し、さまざまな特典やイベントが用意されている。



購入特典
通販サイト・QJストアではサイン入り&特製ポストカード付きで販売。電子コミック版には以下の描き下ろしショートストーリーが付く。
・コミックシーモア「方言こばなし」
・DMM「金を借りる奴の態度じゃねえ」
・ほか電子書店「遠距離引っ越しの恐怖」




感想投稿キャンペーン開催
感想をX(旧Twitter)に投稿した人のなかから抽選で5人にサイン本がプレゼントされるキャンペーンを2025年10月31日(金)まで開催中。詳しくは太田出版の公式サイトで確認を。

今回の書籍について担当者に話を聞いてみた。
ーー今回の書籍の狙いは?
50代の主人公の「まだ悩む、もう迷わない」の境目を一緒に戸惑ってもらえたらうれしいです。
ーー今回の書籍のイチオシは?
今回福岡が舞台なので福岡あるあるを散りばめてみました!
ーー読者(ユーザー)へのメッセージは?
この先もっといろんな経験をさせていきたいと思います。50にしてさらに転々転がっていく主人公たちをよろしくお願いします!
書籍情報
書名:『起承転転 1』(きしょうてんてん)
連載ページ:https://webcomic.ohtabooks.com/kishotenten/
Amazon:https://amzn.to/4g4h03F
定価:1320円(本体1200円+税)
ISBN:978-4-7783-2333-2
仕様:A5/160ページ
著者プロフィール

雁須磨子(かりすまこ)
福岡県出身。1994年に『SWAYIN' IN THE AIR』(「蘭丸」/太田出版)にてデビュー。BLから青年誌、女性誌まで幅広く活躍し、読者の熱い支持を集め続けている。2006年に『ファミリーレストラン』(太田出版)が映像化。2020年に『あした死ぬには、』が第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。『幾百星霜』(太田出版)、『どいつもこいつも』(白泉社)、『つなぐと星座になるように』『感覚・ソーダファウンテン』(講談社)、『ややこしい蜜柑たち』(祥伝社)、「毎分毎秒」(新書館)、『かよちゃんの荷物」(竹書房)など著書多数。
■太田出版
公式サイト:https://www.ohtabooks.com/
感想投稿キャンペーンについて:https://www.ohtabooks.com/press/2025/09/25150000.html