2025年の顔はHANA! まだまだ辿りついていない「でっかい目標」とは【NAOKO・MOMOKA・KOHARU インタビュー】
公開日:2026/1/17
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年1月号からの転載です。

2025年4月にデビューした7人組ガールズグループ・HANA。7月には「オリコン週間ストリーミングランキング」の週間再生数記録において、女性アーティスト歴代最高記録を樹立するなど、勢いは増すばかりだ。そんなHANAから3人が登場。
Who is “HANA”?
自分自身や世間からNOを突き付けられてきた女性たちに呼びかけた、BMSG × CHANMINA GIRLS GROUP AUDITION PROJECT 2024『No No Girls』(通称「ノノガ」)から誕生した。ノノガ出演中から観る人に勇気を与え続け、CHIKA, NAOKO, JISOO, YURI, MOMOKA, KOHARU, MAHINAの7人でデビュー。女性グループ最速で累積再生数1億回を突破した「Blue Jeans」をはじめ、「ROSE」「BAD LOVE」など次々にヒットを飛ばす。2025年の「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」に選出。最新シングル「NON STOP」が配信中(記事公開時点)。
――2025年は何よりもまず「デビューしたこと」が素晴らしいニュースだと思いますが、他に、印象に残っていることを教えてください。
KOHARU(以下K) 親元を離れたこと。自分で家事をして親の偉大さを知りました。NAOKOはオーディション中から一人暮らしだよね。
NAOKO(以下N) ホームシックになったら散歩に行く、とか対処できるようになりました。それと2025年は、苦手な夏が、夏フェスのおかげでめっちゃ楽しくなりました! 明るいところでお客さんの顔が見られて嬉しかったです。
MOMOKA(以下M) 日々の時間感覚がガラッと変わったのが印象的でした。仕事から帰って、一日頑張った! っていう達成感と、ぼーっとする虚無感がすごい(笑)。
K わかる。やり切った感ね。
――お忙しいなか、本を読む時間はありましたか?
K ありました! 実家から中学生の時に読んだ伊坂幸太郎さんの『死神の精度』を持って帰って、読み直したんです。人格形成された今読んだら違うかな? と。ちゃんと違っていて、自分の成長を感じました(笑)。本質的なところも見えるようになったのかなと。
N 私は『愛するということ』を読みました。(プロデューサーの)ちゃんみなさんのおすすめで、KOHARUも持っていた本。愛についてのハッピーな本だと思って読み始めたら、どんどん裏切ってくる(笑)。しんどいですが、最後まで読んだら変わるかもしれないし……と思ったら。
K 最後までそんな感じ!
N そうだよね(笑)。

言葉は怖い。でも大丈夫
――歌詞もそうですが、みなさんは常に自分の言葉で表現しているのが伝わります。言葉について思うことは?
K (オーディション前は)ダンサーだったので、すべてを体で表現していたんです。受け取り方は相手に預けることになる。言葉で表現すると、よりダイレクトにズドンと伝わる一方で、相手の想像力を制限することになる気もして……ムズかしい! と感じています(笑)。ただ歌詞にも解釈の幅があると最近わかってきたので、今は試行錯誤中です。
N 私は5歳の時にタイから日本に来たんですが、言いたいことが伝わらず、あまり喋らない時期があったんです。傷つけるのも傷つくのも怖くて。でも最近は、表現者なら言葉を大事にしようと思うようになりましたし、言葉にしたい、とも思うようになりました。何かを表現する時には、優しさだけは持っておきたい。それさえあれば、怖くても大丈夫だなと思います。
M 私は、言葉は自分を縛るものにもなると思っていて。怖いし、責任を持たないととも思う。でもやっぱり言葉に救われることもあります。
――HANAはコミュニケーションがよく取れている印象です。何を意識していますか?
M その人の考えを、絶対に否定はしないよね。
K だから自然と思いやりのある空間になる。
N みんな、超正直。
M 優しさ故に「今は話しかけないほうがいいのかな?」とかすれ違うこともあったよね。
K あったね。
――定期的に話し合いの場を持っていると聞きました。
K 「花談」でございます(笑)。思っていることを全部言う場。
M 泣きながらでも、怒りながらでもいい。言いたくないことは、言わなくてもいい。
N 今のところ言いたくないと思うことはないけど、言わないことが自分を守ることにもなるよね。

「でっかい目標」に向かって
――2026年の目標は?
N やるべきことを全力でやる、という状態が毎年続くのがHANAなのかもしれない。
K でっかい目標を掲げて、そこに向けて、目の前のことをひたすらやる、みたいな。
――でっかい目標とは?
K 世界に向けて、私たちなりの方法でNOをYESにしていく、という目標です。
M その目標に対して、自分たちはまだこのくらい(机の少しだけ上を手で示す)っていう共通認識があるよね。
――今、皆さん同じ位置に同時に手を置かれて驚きました。2025年こんなにも活躍されたのにそこなんですね……。
M 確かに賞をいただいたりしてありがたいんですが、目標までの大きな一歩ではないと思っています。
N まだやらなきゃいけないことが、めっちゃあるので。
――今、HONEYs(HANAのファンダム)の皆さんはどんな存在ですか?
K 仲間です! 支え合って与え合って鼓舞し合ってNOと闘う仲間。よく「一緒に生きていこう!」って言っています。
N ファンミーティングで同じ時間を過ごして、すごく「人間」だなと思ったんです。私たちも準備をするけど、HONEYsもチケットを取って電車に乗って会場まで来てくれて……その準備の過程も、私たちは一緒にすっごく頑張っているんだなって。
M 私はHONEYsに負けたくないんです。みんなのやる気とか熱量がすごいので、パワーをもらって食らうだけだと負けちゃう。私は与える側でいたいので……ライバルだと思ってます。もちろんすごく愛しています! こちらの人生も見せるから、HONEYsの人生も見せてほしいって思っています。
取材・文:門倉紫麻 写真:樽木優美子
KOHARUさんが2025年読んだ本
『死神の精度』

(伊坂幸太郎/文春文庫)858円(税込)
対象者を調査し、その死が「可」か「見送り」かを決める死神の千葉と6人の人生を描く。「生きる価値の本質はどこにあるのか? そもそも価値を決めるべきなのか? みたいな本質的なことを色々考えました」(KOHARU)。
NAOKOさんが2025年読んだ本
『愛するということ』

(エーリッヒ・フロム:著 鈴木 晶:訳/紀伊國屋書店)1430円(税込)
世界的ベストセラー。「愛するという技術についての安易な教えを期待してこの本を読む人は、がっかりするだろう」(「はじめに」より)。「デビューしてすぐ買いました。もっと気持ちのいい本だと思っていたのに……(笑)」(NAOKO)。
初の全国ホールツアー開催決定!
初回公演は2026年3月7日(土)
