ねこ好きだったおじいちゃんが亡くなって物忘れが進行。記憶が薄れる中、唯一覚えていたこととは? 切なく優しい愛の物語【インタビュー】

文芸・カルチャー

公開日:2026/1/30

 年齢を重ねると増える「もの忘れ」。日常生活から大切な思い出まで、少しずつ思い出せなくなることは、忘れてしまう本人はもちろん、周りの家族も戸惑い、不安を抱かせます。そんな「忘れてしまうこと」を、優しく包み込むように描いた絵本『ねこと わすれんぼの おばあちゃん』(イエン・ジーハオ/パイインターナショナル)が台湾から届きました。

 ひと足先に本作をNetGalleyで公開したところ、たくさんのコメントが寄せられました。

「〈わすれんぼう〉はとても素敵な言葉だと思った。私が将来年を取って、とんでもなく色々なことを忘れてしまって病院に連れて行かれても、カルテにただひとこと、〈わすれんぼう〉と書いてもらえたらいいなぁ」

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「なんてあたたかで、そして切ないお話でしょう! おばあちゃんのおじいちゃんへの愛、おじいちゃんのおばあちゃんへの、そして猫たちへの愛、猫たちのおばあちゃんへの愛、それぞれがすれ違ったり寄り添ったりしながら、しみじみ優しいラストに繋がっていきます」

「忘れていくことと、忘れずに残るものの対比が、静かに胸に沁みる物語です」

「なんといっても胸打たれるのは、おばあちゃんの亡くなったおじいちゃんへの愛情の強さ。大好きだった人への不変の気持ち。忘れんぼになっても、残っている愛にじぃんとします」

本書のあらすじ

いろんなことを忘れてしまったおばあちゃんが、 最後まで忘れなかったこととは……

ねこが好きだったおじいちゃんを亡くしてから、おばあちゃんはねこが嫌いになりました。年をとっていろんなことを忘れていくうちに、憎しみや悲しみ、そしてねこが嫌いだったことも忘れてしまいます。記憶は薄れても、おばあちゃんが唯一覚えていたこととは……。おばあちゃんと、そっと寄り添うねこたちの、心あたたまるお話です。

本記事は「絵本ナビ」から転載しております

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