MOE絵本屋さん大賞第1位は『おせち』!人気シリーズ&50年愛される名作の絵本版も。子どもに読みたい一冊が見つかる「MOE絵本屋さん大賞2025」【贈賞式レポ】

文芸・カルチャー

更新日:2026/1/30

ファーストブック賞『おにぎり ぱく!』はらぺこめがね/作 白泉社

 おにぎりを「ぱく!」とかじってページをめくると、しゃけ、ツナマヨ、たらこ…と美味しそうなおにぎりがたくさん登場。最後の巨大おにぎりには、びっくり仰天の具が入っていて!? いろんな中身が飛び出すおにぎりに、子どもたちは大喜び。読み聞かせをスタートさせたばかりの子が、繰り返す読むことで言葉を覚え、言葉を発する練習にもなると話題。

「この絵本はおにぎりと一緒にロマンが詰まっておりますので、これからもたくさん読んで笑って、いっぱいおにぎりを召し上がってください。おにぎり好きな子も、嫌いな子も、楽しめる絵本になっております」(はらぺこめがね)
※ビデオメッセージで出演

新人賞1位『すいかのたね』押本達希/作 ブロンズ新社

「新人賞ありがとうございます。大学1年生の2015年に絵本を作り始め、ちょうど10年目という節目の年に出版と受賞が重なり、とても救われました。絵本はもう出尽くしている感があり、新しいものを作るのは非常に難しいのですが、“すき間”を狙ってこれからも作っていけたらと思います」(押本達希)
※絵本屋さん大賞9位とのW受賞

advertisement

「MOE絵本屋さん大賞」の常連ともいえる作家陣に加え、デビュー作で入賞および新人賞第1位の押本達希氏ら、新鮮な顔ぶれもそろった贈賞式。昔から受け継がれる行事食を絵本に仕立てた一冊や、50年にわたって愛され続ける海外文学の絵本版など、古き良きものを見直し、新たな価値を見出す動きもあった。書店員たちによる確かな視点が、絵本を読む子どもたちの豊かな未来につながることを願わずにはいられない。

撮影=川口宗道 取材・文=吉田あき

あわせて読みたい