最大38㎏痩せも。まずは7日間、徹底して糖質を抜く! 7つのルールで一生続くダイエット習慣を身につける
公開日:2023/1/30

年末から年始にかけてのおいしい食事や楽しいお酒の影響か、お腹まわりや体重が気になる……。今までいろいろなダイエットに挑戦してきたけれど、全然成功しなかった。あるいは、ダイエットに成功して減量できたけれど、すっかりリバウンドしてしまった……。そんなことに悩んでいる方は多いのではないだろうか。
『10キロ痩せて仕事効率も上がる 糖質デトックス 一生太らない7つのルール』(三浦卓也/主婦の友社)は、日々の食事の内容とダイエットに対する意識を変えることで、「一生続けられるダイエット」の方法を教えてくれる一冊。一生続けられるポイントは、ダイエットを短期間に集中的に取り組むものではなく、生活のなかで習慣化して長い期間、無理なく続けられるようにすることだという。
その方法の根幹は多くのダイエットに取り組み、そのたびに失敗してきた著者が、たくさんの書籍や研究論文などを読み独学で見つけた糖質デトックス法。実際に著者は34歳のときにその方法で10kgのダイエットに成功し、その後、まったくリバウンドしていないという。その経験をもとに、今まで1000人以上にダイエットに関するアドバイスをおくり、最大で38.6kg痩せた方もいるとのこと。また、日々ダイエットをめざす方とやりとりを繰り返すなかで、座学や書籍だけでは絶対に得られない実地の知識が身につき、アドバイスのパターンも精度も確実に増し、進化し続けているという。
本書では、そのダイエットのポイントとなる7つのルールをあますことなく解説してくれている。ここではその一部を紹介していこう。


7つのルールで着実に糖質をデトックス
糖質デトックッスダイエットの根本的な考え方は、
・適正糖質量
・栄養をしっかりとる
というシンプルなもの。このシンプルなダイエットを成功させるために欠かせないのが、7つのルールだ。

ルール1のポイントは「最初の7日間の、1日の摂取糖質量を30g以下に抑える」こと。例えば、主食となる食材100gの糖質量は、ご飯36.8g、食パン44.4g、蕎麦(ゆで)24g、うどん(ゆで)20.8gなので、1日30g以下という糖質摂取量はかなり厳しいものだということはわかると思う。
一生続けられるように習慣化したい糖質デトックスなのに、なぜ最初の7日間は、こんなにハードな目標設定なのか? その答えは次のようなものだ。
──7日間徹底して糖質を抜くことで、「食欲がリセットされる」「脂肪燃焼スイッチが入る」「短期間で体重が落ちる」というメリットがあるからです──(p.44)
例えば1カ月や1年という期間、徹底的に糖質を減らした食生活をするのは難しいという人でも、ダイエットという大目標を前にしたとき、7日間という短い期間なら頑張ることができる。また、この7日の間に多くの場合体重が落ちるので、それをバネにダイエットを続けるモチベーションを一気に高めることができるのだという。
実際、ルール2では「目標体重まで糖質量80g以下を目指す」、ルール3では「食欲に注意して食事量を『腹八分目に』」と、糖質の制限量は徐々に緩やかになっていくし、その過程で食事のバリエーションを豊かにする工夫なども紹介されているので、多くの方がこれまでできなかったダイエットの習慣化をすることができそうだ。
糖質デトックスで仕事の効率をアップ!
本書のもうひとつのポイントは、食生活を少し変えるだけで「痩せる」ことができることに加え、「仕事の能率が上がる」「人生のQOLが高まる」ということ。
この点については、実際に痩せてみなければわからないことかもしれないが、少なくとも著者の身体には次のような変化が起きたという。
・朝の目覚めが超快適(二度寝しない)
・疲れにくくなった
・出張で疲れなくなった
・お酒を飲んでも二日酔いになりづらい
・風邪を全くひかなくなった
・日中に眠くなくなった
・集中力が持続する
・働く時間が自然と延びる
・だから仕事の成果が上がる
・人からおほめの言葉をいただくことが増える
・結果、収入もアップした!
もちろん、すべての人に同じような効果があるとはいえないだろうが、今気になっている体重を減らしてすっきりとした体形を手に入れられ、健康や仕事、収入にもよい効果をもたらす可能性のあるこの糖質デトックスダイエットに取り組んでみる価値は十分にあるはず。今取り組んでいるダイエットが続けられるか不安なら、本書を手に取り糖質デトックスダイエットにチャレンジしてもらいたい。
文=井上淳