スマホショルダー、コースター、ペットの首輪…紐を結んでいくだけでおしゃれアイテムが手作りできる! 半日で作れる簡単マクラメ
公開日:2023/7/1

インテリアショップなどでよく見かける、天井から吊るされた紐状のプラントハンガー。その紐には結び方の違いでいろんな模様があり、家のインテリアに合うものが欲しいな~と思っていたら、案外自分でも簡単に作れることを知った。
それを教えてくれたのが、『3つの結び方で写真を見ながら作る 1/2DAY簡単マクラメ』(主婦の友社)。マクラメとは複数の紐を結んで模様を作る技法のことで、70年代に流行し、数年前から再びブームになっているそうだ。
本書は私のような初心者にもわかりやすいように、一つひとつのプロセスを写真で丁寧に解説してくれている。読んでいるうちに「これなら不器用な私でも作れそう」という意欲がふつふつと湧いてくる。本書の中身を少しご紹介しよう。
スマホショルダーや首輪なら数時間で完成!
本書をめくってまず驚くのは、マクラメで作れるアイテムの種類の豊富さ。スマホショルダーからペットの首輪、コースター、プラントハンガー、バッグまで、これ本当に全部紐を結ぶだけで作ってるの…!? と感心してしまうほどだ。


しかもどれもこれも、ファッションやインテリアにナチュラルな雰囲気をプラスしてくれそうなおしゃれなものばかり。本書で紹介されている作品は、マクラメのパイオニア「メルヘンアートスタジオ」やSNSで人気のクリエイターがデザイン・制作を担当しており、仕上がりは本格的ながら初めてでも作りやすいように工夫されているという。ますます作ってみたい欲がかき立てられてくる。
さて肝心の作り方だが、紐の結び方は大きくわけて、「コードに結ぶ」「平面に結ぶ」「立体に結ぶ」の3タイプある。

いきなり立体的なプラントハンガーに挑戦してみるのもいいが、初心者はまず手慣らしにコード状に結んでいくだけのスマホショルダーから作ってみるのがいいかも。同じ作業を繰り返していくだけのスマホショルダーなら、初めてでも数時間もあれば完成するという。


紐を結ぶだけだから、手先が不器用でも大丈夫
用意する基本の道具は、紐を固定するためのクリップボードとメジャー、はさみの3点。結び方によってはマクラメボードやピンも必要だ。使う材料はほぼ紐だけ。この紐は、マクラメ専用の紐を使ったほうが初心者でも結びやすいという。あとは作るものに合わせて、スマホショルダーならスマホに取り付けるためのミニレバーカン、プラントハンガーなら吊るすためのリング、好みで装飾用のウッドビーズなんかを用意すればいい。
マクラメは紐を結んでいくだけの作業なので、結び方のパターンを覚えてしまえば誰でもそれなりの作品が作れるのがいいところ。もちろんコツが必要な場面はあるが、ほかの手仕事に比べて手先の器用さがそこまで問われないから、初心者でも気軽に始めやすい。

でもマクラメの紐ってどこで買えばいいんだろう…と思って調べてみると、マクラメ専門店もあるし、オンラインショップで揃えることもできるみたい。
梅雨や酷暑で家の中で過ごす時間が多くなりそうなこれからの季節。おうち時間にゆったりとハンドメイドを楽しむのもいいかもしれない。
文=齋藤久美子