悪口や嫌味には我慢せずに反撃を! 攻撃的な言葉を浴びせてくる相手に効くカウンター術
公開日:2023/8/21

悪口や嫌味を言われると心がすさむ。冗談半分での一言であっても、受け止める側の苦しさは計り知れない。
日常的にナメられる。それでも、相手に一矢報いたい……。“パワハラ”や“モラハラ”の問題も叫ばれる昨今、そんな悩みを抱える人にぜひ読んでもらいたいのが『自分を守るためにちょっとだけ言い返せるようになる本 声とココロの取扱説明書』(司拓也/ぱる出版)だ。
本書は、自分に対して攻撃的な言葉に対処する方法を具体的に教えてくれる一冊である。嫌な相手、苦手な相手と次会うときは、本書の力を借りて、勇気を出して反撃もできるはずだ。
まばたきの回数コントロールで「自信」を示す
相手の攻撃を無力化するためには、まず準備が必要だ。攻撃されたとき、よりダメージを「できるだけ小さくする」、もしくは、「ゼロにする」ならば、体の使い方にも意識を向けねばならない。
例えば、まばたきの回数を意識的にコントロールするのも、相手への対処となるとか。本書で取り上げる大学の研究結果によれば、人間は「平均で1分間に20回程度のまばたきをする(個人差あり)」ものの、緊張や興奮を感じているときは「無意識にまばたきの回数は多くなる」という。
これはすなわち、まばたきが増えている場合、緊張ひいては不安を相手に悟られてしまうことを意味する。
相手へ自信ありげな態度を見せたいのであれば、まばたきの回数を「1分間に12回程度」でコントロールできるように意識するのがよい。自分に対して攻撃的な相手へ「私は少なくとも無条件にあなたに屈服する存在ではない」と、心がまえを見せつけられるのである。
嫌味を弾き飛ばす決めゼリフ「もう一度お願いします」
悪口や嫌味を吐いてくる相手にはやはり、わずかでもカウンターを食らわせたい。
そもそも、攻撃してくる人は「根っこの部分では自分に自信がなく、他者を攻撃することでしか自己肯定や自己承認ができない連中」と痛烈に主張する本書では、やり返すためのキラーワードも学べる。
例えば、「もう一度お願いします」はその一つだ。著者の司拓也氏は実際、かつての勤務先で上司から「お前今から事務所に乗り込んで○○したるからな!(自主規制)覚悟しとけよ!」と脅迫的な言葉を浴びせられた際、「今のセリフもう1回お願いします。ちゃんとメモしてますよ」と返したところ、相手が「メ、メモまで取る必要はないやろ!」とひるみ、態度が急変した経験もあるという。
このフレーズは嫌味全般に対して効くワードで、狙いは相手の攻撃力を削ぐことにある。勇気を持って一言つぶやいてみれば、相手に対して「あなたの言葉を文字通り受け取る意思はありません」「あなたのそんな汚い言葉に屈しません」と、強く示せるはずだ。
悪口や嫌味を言われてもグッとこらえてしまい、苦しさを抱えたまま日常を過ごしている人は多いはずだ。「何でもかんでも自分が悪いと思い込まなくてもいい」と背中を押してくれる本書は、そんな人たちの救いの手となりうる。
文=カネコシュウヘイ