釣りやすく捌きやすく美味しい「モテ魚」とは? 147の料理を楽しむ、魚のイラストレシピ大百科で幸福になる
更新日:2023/10/30

さあ、秋がやってきた。釣りを楽しむ人にとって、一年で最良のシーズンだ。釣りの楽しみは、なんといっても釣りたて新鮮な魚を自分でさばいて、最高に美味しくいただくこと。あなたは、どんな魚をどんなメニューで食したいだろうか。
『一生幸せになれる料理147 お魚イラストレシピ大百科』(大垣 友紀惠/つり人社)は、アジやマダイ、タチウオ、カワハギなど、釣り人に特に人気の19魚種でつくる147レシピを、ユーモアあふれるイラストと写真で紹介する料理本、というよりほとんど料理絵本とでもいえる楽しい一冊。
しかも、料理が好きな人は経験があるかもしれないが、本を見ながら調理や料理をしようと思っても、本が勝手に閉じてしまったり、見開き中央あたりが見えにくかったりするところ、本書は見開いたままで見られるよう、糸綴の背中をそのまま見えるように本を仕立てる特殊製本「コデックス装」(背表紙の無い装丁)を採用している。とても親切設計なのだ。
さて、本記事では、人気のブリ属にも匹敵するくらいのブームとなっているタチウオに絞って、本書の一部をご紹介してみたい。ちなみに、タチウオは比較的イージーに釣れるため、釣りデビューや親子での釣りにも良さそうに思える。

そう、タチウオ釣りが好きな人なら大納得。タチウオは釣って楽しく、さばいてはラクで、食べては美味しい、という本書いわく「モテ魚」。しかも、たくさん釣れるというから、秋は釣り人が夜な夜な海へ出かけてしまうのだ。

さて、タチウオはさばくのが簡単で有名だが、ウロコがないだけではない、このとおりキッチンバサミだけで処理できてしまう。歯を切ってカマを残し、肛門から切り、下半身の半分のところで切る。塩焼き、刺身、唐揚げの3種ローテーションで、お酒が進みそうだ。

タチウオのAゾーンは、このようにさばく。

そして、BとCゾーンは、たったのこれで完了。

ちなみに、卵と白子、肝も食べられるし、歯を切った頭部分はスープの素にできるそうだ。これからは全部を食べ尽くしたい。
本書は、続いて三枚おろしや、小骨をゼロにする最高に食べやすいさばき方を紹介し、タチウオ編での料理レシピへと進んでいく。刺身でも炙りとピカピカ刺身、にぎり寿司、塩焼き、骨せんべい、西京焼き、塩麹焼き、からあげ、梅しそ揚げ、フライ……。

これは特に珍しい、タチウオ卵のガーリックバターパスタ。
肝のパテ、煮付け、しゃぶしゃぶ、蒲焼き丼、潮汁、出汁、炊き込みご飯ほか、まだまだ試してみたい、食べてみたい料理レシピが登場する。
タチウオだけでも30種。たくさん釣れるタチウオだからこそ、豊富なメニューにして、美味しい秋を楽しみ尽くしてみてはいかがだろうか。
文=ルートつつみ(@root223)