イエベ・ブルベよりも己と向き合いなさぃ/アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。⑨

小説・エッセイ

公開日:2024/12/3

大きな肩幅だって、天の恵みだって感謝してるキャロル

みんな何かしらのコンプレックスは持ってるものよ。「もっと身長が高くなりたかった」「もっと肌が綺麗だったら」とかね。でもね、ここで大事なのは「与えられたものでどう頑張るか」しかないのよ。だって、変えられないことを嘆いてても、何も変わらないもの。

ヮタクシが言いたいのは、今持ってるものを最大限に活かしてってこと。こんな美しいヮタクシだってね、完璧な人間じゃないの。10代の頃なんて、美醜がすべての基準みたいなもんじゃない? ヮタクシもその時は、がっちりした自分の肩幅や、ぷっくり飛び出したたらこ唇、しっかりした顔の骨格にコンプレックスを感じてたわ。「なんでこんな体型に生んだの!」と親も呪ったもの(いまでは、頑丈な体に生んでくれたのは天の恵みだと思って感謝してるキャロル)。

でも、ある日ふと思ったのよ。「これ、ヮタクシの力じゃ、変えられないじゃない」って。整形で鼻を高くすることはできるかもしれない。でも、肩幅を狭くすることや、骨格そのものを変えるなんて無理よね。そう気づいた時、ヮタクシはこう思ったの。「それなら、諦めるしかないわね」って。

じゃあ、どうするかって? まず自分に与えられたものを最大限に活かすことを考えたの。肩幅が広いなら、それをカバーするファッションを研究するとか、逆にその特徴を活かしてスタイリッシュに見せるとかね。特徴を逆手に取って、自分の強みとして活かす方法を見つけることが一番なのよ。

親ガチャに悩むくらいなら、お逝きなさい!

変えられないものといえば、最近、親ガチャとかいう言葉を耳にすることが多いわよね。何度も言うようだけど、変えられないものを悩んでる時間って、本当に無駄よ。この世で一番無駄といっても過言ではないわ!

「なんで世界の大富豪の家庭に生まれなかったんだろう」ってどれだけ悩んでも、現状は何も変わらないでしょ? 生まれた場所や環境なんて、自分ではどうにもならないんだから、そんなことを悩むより、今自分が持ってるものをどう活かすかを考えた方がいいのョッ。

ヮタクシから言わせてもらえば、親と上手くいかないと思っているなら、親とちょうどいい距離を作っていけばいい。不満ばかり口にするんだったら、「そんなに不満なら、生まれ変わるしかないわよ。お逝きなさい!」って言ってさしあげたいわよ。ちょっと厳しい言葉かもしれないけど、今の自分を変えることができないんだったら、それに対して文句を言っても意味ないじゃない?

むしろ、自分の人生をどう楽しむか、そこに焦点を当てるべきだと思うのよ。たとえば、せっかく友達と出かけて楽しい時間を過ごしてるのに、変えられないものに悩み過ぎて、いまの瞬間がどれだけ幸せなことか気づかない人も多いのよね。

幸せが目の前にあるのに、見逃してる人がどれほど多いことか!
だからヮタクシは、言いたいの。そんなに不満ばかり言うくらいなら、もっと身近な幸せに目を向けなさいって!

アレン様

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アレン

大物マダムタレント。生きる幻。 2014年、全身の美容整形に1500万円をかけた「日本一の謎の整形男子」としてタレント活動をスタート。 日々、嫌な事にはNoを突き付けブチ切れまくり、クリーマン(ファンの総称)達の生きる道標としてもォットリとご労働中。 この大地獄の世の中で、楽に生きる術を発信し続けている。本人曰く、ゆくゆくは当連載を書籍化したいと目論んでいる。