結婚が遠ざかるのは、自分にリアルな人生設計がないのが原因! 婚活は「どこで、どうやって狩るか」だけ
公開日:2016/2/13

・結婚したい気持ちを抱えたままアラサーを迎えた。
・恋したいけど出会いがない。
・友人がどんどん結婚していくことに焦りを感じている。
・元カレが奥さんと子供と一緒に歩いていたのを目撃して心がゾワッとなった。
上記のうち、どれか一つでも当てはまった女性は読んだほうがいいかもしれない『結婚したい女子のためのハンティング・レッスン』(総合法令出版)。本書は、女性マネジメントのプロ・川崎貴子氏による、本当に役立つ、超実践的な婚活本。これまで1万人以上の女性の悩みをヒアリングした川崎氏が、結婚相手の探し方・選び方・育て方を、具体的に解説。とはいえ、「女子力あげよう♪」とか、「男子に喜ばれる仕草」 などの、曖昧なモテテクニックは一切書いておりません! ぶっちゃけ、そんなのもう古い! 川崎氏が提唱するのはただ一つ、「どこで、どうやって狩るか」。これだけなのです。
川崎氏のもとに悩み相談に来る女性の多くは、見た目もよく、気立てもよく、仕事もデキる人ばかり。そんな彼女たちの結婚が遠のいている理由は、リアルな願望がないせいだと川崎氏は分析します。
「願望とは、“いつか王子様が迎えに来てくれるはず”というような、あり得ないファンタジーではございません。もっとより具体的な、“ご自身が実際にどんな人生を歩みたいのか”というビジョンです」本書より引用
ビジョンというのは、旦那の年収は800万円以上で~、身長は170センチ以上で~、年に一回は海外旅行をして~…なんていう、相手に求める条件のことではありません。“自分の仕事のキャリアをどうするのか” “結婚相手とどういう生活を送りたいのか”など、自分を主軸とした人生設計のこと。まずはそこがしっかりしていないと、狩りをスタートできません。逆に言えば、自分の願望を知り、それに合ったマーケティングをして、正しい狩りさえできれば、きっとピッタリの男性に出会うことができるというわけです。
本書で紹介されている、狙った男性を射止めるためのハント法を、ちょっとだけご紹介しましょう。
その1~狙うべきターゲットを見抜く~
【迷ったときの「まっとうな殿方」チェックリスト】
結婚相手の年収は確かに大事なところかもしれないけど、そこだけ気にしても仕方ありません。それよりも、その人がまっとうかどうか(浮気をしないか、不潔でないか、etc.…)のほうがよっぽど重要です。そこで役立つのが、まっとうな殿方を見分けるチェックリスト。爪をキレイにしているか、コンビニや牛丼、ラーメン以外のものも食べているか、ゴミをポイ捨てしないかなど、19項目のチェックリストで、まっとうな人かどうかを見分けます。全部にチェックが入る人は中々いないかもしれないけど、せめて3分の2くらいは当てはまっていてほしいです。
その2~狩りでは乱れ打ちが最も効率的~
【彼氏候補が見つかる! 成功率を上げる方法】
出会いの場で、好みの男性だけを狙い撃ちするのは、実はかなりハイリスク。その人とうまくいかなかった場合、出会いの場自体がほぼ無意味なものになってしまいます。そこで、女性陣がすべきなのは、ズバリ“乱れ打ち”。たとえ恋愛対象にならない人でも、その後ろに自分の求めている人脈を持っている可能性は十分あります。大勢が集まるパーティーでは、「まずは友達から」を多く作っておくのがマストなのです。
その3~味方を増やして狩場を広げろ~
【「余裕」は“得”を運んできます】
スムーズに結婚できる女性の共通点に、心の余裕があると川崎氏は言います。やれ男を紹介してくれだの、合コンセッティングしてくれだの、周囲の友達頼みになっていては、とても心の余裕がある状態とは言えません。それよりも、たまには自力でパーティーを主催したり、誰かと誰かをつなげるパイプの役割を担ったりすることが大切なのです。何かの交流会やパーティーがある際は積極的に幹事を買って出ましょう。その姿を見て、「あの子はデキる子!」と、勝手に友達がポジティブキャンペーンしてくれることまちがいなしです。
本書片手に、合コンや婚活パーティーに行けば、確実に何らかの収穫はあると思われます。人生を戦略的に捉え、出会いたい人がいる場所を見抜けば、必ずそこには理想の結婚相手がいるはずなのです! もし出会えたら、逃さず確実にハントする技を今から磨いておかねばなりません。“黒魔女”川崎貴子の教えで、より多くの女性が幸せになることを願います。
文=中村未来(清談社)