アボカドの田楽、ティラミスも! “アボカド料理研究家”の簡単&絶品レシピ!【作ってみた】
公開日:2016/10/4

アボカドといえば、よほどのアボカド好き以外、わさび醤油やディップなどの定番で食べてしまいがち。それはそれでもちろん美味しいのだが、できることなら、もっといろいろなアボカド料理が食べてみたい。でも、どんな食べ方が美味しいのかいまいち分からない、という人もいるだろう。
そんな人にオススメしたいのが、『アボカドがあればごちそうレシピ―「アボカド料理研究家」が見つけた美味しい100の活用法』(緑川鮎香/SBクリエイティブ)。本書には、アボカド料理研究家がオススメする、100のアボカド活用法が紹介されている。
筆者もアボカドは好きだが、なかなかレパートリーが広がらない。そこで、本書から「これは……!」と思ったものをいくつかピックアップし、実際に作ってみた。
1.「チーズインアボカド田楽」(P.26~P.27)

半分に切って種を取り除いたアボカドに、味噌、みりん、酒、砂糖を混ぜたものを塗り、ピザ用チーズをかけてトースターで7~8分焼く。あとはパセリを散らせば完成。
とろけたチーズと甘辛い味噌の風味は、濃厚なアボカドとの相性抜群。作り方もとても簡単なので、料理初心者でも安心してチャレンジできる。
2.「ドライトマトとアボカドのブルスケッタ」(P.61)

粗みじんにしたドライトマト、オリーブオイル、乾燥バジルを合わせて30分~1時間置き、1センチ角に切ったアボカドを加えて混ぜる。あとはバケットを焼き、表面ににんにくをこすりつけて、漬け込んだアボカドをのせるだけ。
食材1つ1つの味が合わさることで全てプラスに働いているような、見事な味。お店にあったら注文したい……! お酒との相性もいいので、家飲みのお供にもぴったり。
3.「アボカドティラミス」(P.100~P.101)

まず、フィンガービスケットにコーヒーとラム酒を合わせたものを染み込ませておく。皮とタネを取り除いたアボカド、マスカルポーネ、蜂蜜をフードプロセッサーにかけてなめらかにし、フィンガービスケット、アボカドの順に2回重ねる。あとはココアパウダーをふって冷蔵庫で冷やせば出来上がり。
アボカドでティラミスなんて癖があるのでは?と思っていたが、ふわっと香るアボカドが爽やかで、しかししっかりと濃厚な、美味しいティラミスに仕上がっていた。生クリームや卵を使わずに作ったとは思えないまったり感。
アボカドをデザートに使おうなんて考えたことがなかったが、よく考えてみればレストラン等ではたまにアボカドアイスが出てきたりもする。アボカドは、料理にもデザートにもフル活用できる便利食材だということが分かった。
この『アボカドがあればごちそうレシピ―「アボカド料理研究家」が見つけた美味しい100の活用法』には、他にも「フライドアボカド」や「アボカド豆腐」「アボカドミートローフ」など、食べてみたいアボカド料理がずらり。1冊あれば、アボカド料理に困ることはないだろう。
アボカドには、ビタミンEやビタミンB、食物繊維などの嬉しい栄養素もたっぷり詰まっている。本書でアボカド料理をマスターして、日々の食生活に取り入れてみよう。
文=月乃雫