おしゃれに生まれ変わりたい人必読! 「垢抜けない」ファッションの悩みを解決する1冊
更新日:2017/12/18

「服をたくさん持っているのにいつもコーディネートに悩んでいる」「なんだか垢抜けない」。ファッションに無関心なわけではないのに、いつまでもしっくりこない服をいつも着るハメになっているのはなぜか。おしゃれになるにはどうしたらいいのか。その答えを教えてくれる本が、『骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合うBestアイテム事典』(二神弓子/西東社)です。
本書は、累計発行部数12万部を突破し、2017年最も売れた(※)ファッション書籍『骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合う服に出会える魔法のルール』(二神弓子/西東社)の第2弾。第1弾からパワーアップしたのは、似合う服を選ぶための“ルール”のみならず、“具体例”をたくさん示してくれるところ。
基本の骨格診断とパーソナルカラー診断をもとに、それぞれの骨格タイプ、パーソナルカラータイプに似合うアイテムを紹介。定番からトレンドまで網羅した195アイテムを写真付きで見せてくれるので、「どんなアイテムを買えばいいのか」「どんなコーディネートで着ればいいのか」が明確に分かります。
例えば、筆者の診断結果は「ウェーブタイプ」(骨格)×「スプリングタイプ」(パーソナルカラー)。
■まずは骨格、肌色に似合う服を知る

ウェーブタイプに似合う服のイメージがこちら。私が好んで着ていたマキシ丈スカートやワイドパンツなど、下半身に重心がくるアイテムはNGとのこと。

骨格診断に加えて、パーソナルカラー診断を経た似合う服のイメージ。骨格診断による似合う服はフレアやフリルなどの甘めのデザインでしたが、スプリングタイプのカラーチャートも甘め。それを引き締める辛めのカラーやアイテムを1つ入れると、子どもっぽくなりすぎないそう。
■骨格別Bestアイテム事典

骨格タイプ別に、アイテムごとに素材、サイズ感のOK・NG、似合うディテールのデザインが一目で分かる事典を掲載。種類豊富なTシャツも、事典の情報に沿って選べば、自分に似合うものを探し出せるようになります。私はゆったりとしたTシャツが好みでしたが、ぴったりサイズを選んだ方がよいそう。確かに、旅先の写真などを見ると「太って見えるな」と思うことがあったかも!?
■おしゃれなテイストの作り方、少ない服での着まわし

事典にはアイテムのテイスト(甘⇔辛、定番⇔個性派)が分かるメーターがついていて、これをもとにコーディネート全体のバランスの取り方も教えてくれます。さらに、5着の服で6コーデをつくる着まわし例も。お財布事情から見ても現実的で、確実に自分に「似合う」内容になっているのがうれしい。
ファッションのハウツー本は多々あれど、ここまで具体的に「似合う服」を教えてくれる本はあったでしょうか。実際の服選びは読者のセンスにまかせている本が多い中、本書は頭の先からつま先まで事細かにアイテム選びをアドバイスしてくれます。
「ファッション書籍の内容を生かせたことがない」という方に、読んでもらいたい1冊。今度こそ、おしゃれに生まれ変わる実感を得られること、間違いなしですよ。
※ランキングは、2017年11月時点の実績です。
トーハンTONETSi調べ2017年1月~11月 生活ジャンルファッション・美容部門第1位、紀伊國屋書店PubLine調べ2017年1月~11月 生活ジャンルファッション・モード部門第1位
文=箕浦 梢
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