引きこもりだった主婦が、対人恐怖症を克服したコミュニケーション術とは?
公開日:2018/4/23

人と接するのが面倒、引きこもりがち、自分に自信がない…そんな女性が一歩踏み出すためのコミュニケーションスキルが学べる1冊の本。それが『一瞬で心を開く魔法の会話術 女性のためのメンタリズム・コミュニケーション』(岩槻まなみ/BABジャパン)だ。
現在、ビジネスメンタリストとして活躍する岩槻まなみ氏は、数年前まで極度の対人恐怖症であったという。しかしメンタリズムを学んだことで、新たな人生を踏み出すことができたという。
メンタリズムというと、メンタリストDaiGoさんのパフォーマンスを思い浮かべる人が多いかもしれないが、岩槻氏の提唱するメンタリストとは、シンプルに「人の心に影響を与える人」のことだ。
メンタリストが使う会話の本質や考え方と、コミュニケーションスキルを融合したコミュニケーション術が、「メンタリズム・コミュニケーション」であり、自己効力感を高めながら、自分を受け入れることで相手を受け入れ、相手の心の中に入っていくという技術なのだ。
では、岩槻氏によるメンタリズム・エクササイズの流れを簡単に紹介しよう。
「自分を受け入れる」メンタリズム・エクササイズ
自分を受け入れるために必要なのは「自己効力感」を育てることである。
・信頼している人に自分の努力と能力をほめてもらおう
・自分も周りの人にほめ言葉や励ましの言葉を伝えよう
・相手に期待しないこと
「自己効力感」とは、自分はやればできると信じて、望む結果を生み出すために行動できることだ。
「相手を受け入れる」メンタリズム・エクササイズ
相手を受け入れるには、相手にも自分にも尊重する気持ちを持つことだという。人は知らない人には攻撃的、批判的、冷淡に対応するものなので、まずは距離を縮めることである。
・相手の素敵だなと思うところを言葉にしてほめること
・相手との共通点を見つけること
「相手の心に入っていく」メンタリズム・エクササイズ
自分が相手に与えている影響を理解しながら主導権を持って会話をしていく方法。
・好意を持てば好意をもたれる
・相手の長所と対極にある部分もほめよう
・相手の心に潜りこむ言葉を伝えること
「相手の感情を動かす」メンタリズム・エクササイズ
相手の感情を動かすエクササイズは、相手にとってあなたが、さらに大切な存在になるためのもの。
・相手に小さな頼みごとをしよう
・相手の話はまず肯定しよう
「相手を動かす」メンタリズム・エクササイズ
エクササイズの最後は、相手の思い込みや感情を活かす会話術だ。相手を思うように動かすための、メンタリストが得意とする禁断のスキルである。
・相手の心に入りこむマーキングテクニックの使い方
・相手をその気にさせるラベリング術
・あなたの希少性を意識させるコツ
メンタリズムを利用した、ちょっとした会話によるコミュニケーション術を取り入れるだけで人生は変わるのだ。対人恐怖症で引きこもりがちだった著者だからこそ、心に寄り添いつつ段階を踏みながらエクササイズが進んでいく。メンタリズムを味方に付けて、一歩踏み出してはいかがだろうか。
文=泉ゆりこ