「家事の大変さを分かってくれないっ!」…夫へのイラッがなくなる魔法のコミュニケーション術【第3回】
更新日:2021/1/26
「幸せ夫婦 伝道師」としてこれまで1000名以上の悩みに答えてきたザビエルさん。10年前までは、ネットゲーム、パチンコ、浮気、モラハラを繰り返していた「ダメ夫」だったのだそう。冷え切ってしまった夫婦関係を改善すべく、心理学の観点から約8年間かけて編み出した夫婦コミュニケーション術が1冊の本になりました。『なぜか、いつも夫は他人ゴト。』(ザビエル:著、あべさん:イラスト/サンクチュアリ出版)で話題の、思い通りにならない夫を思いのままに動かせる!?魔法のメソッドをご紹介します。
■家事の大変さに理解がない夫

多くの家庭で未だに妻のほうが多くの家事を担当しています。ぼくも実際に家事をしていますが、本当に大変な作業です。
にもかかわらず、「いつもよりキレイじゃないね」「ここホコリたまってるよ? 」などと家事を添削する夫や、「専業主婦だからラクでしょ? 」なんて嫌みを言う夫もいる始末。
一生懸命がんばっているのに、そんなことを言われるのはつらいですよね。
ではどうすれば、家事を自分もやるべきものと考えるようになり、妻がやってくれたときは、あなたを気遣ったり感謝してくれたりするようになるのでしょうか?
次のふたつのステップで対応してみましょう!
■STEP1 “理解してもらえない”を理解せよ
あなたのやっていることがどれだけ大変かは、夫が体験しないとわかりません。
夫が、どんな仕事をしていて、仕事のどんな部分にストレスや不安、つらさ、楽しさを感じ、達成感を覚えるのか。どんな人間関係でいったい何が起こっているのか。あなたがそれらを理解できないのと同じです。
理解してもらえないことを、まずは理解してください。
また、無理に理解させようと、夫の家事や行動に対して、ダメ出しや指摘をしていませんか? 妻からいつも否定的な指摘をされていると、今度は、夫は妻のミスを探し始めます。「そんな偉そうに言うわりに、できてないじゃないか! 」とばかりに、自分がやらないくせに添削してくるのです。
では、どうすればいいのでしょうか? それが次のステップになります。
■STEP2 欲しい言葉をたらふく与えろ
あなたが欲しいのは、“大変さをわかってもらう”ことではなく、「大変だね」「お疲れさま」「いつもありがとう」というねぎらいの言葉や、家事分担という具体的な行動ではないでしょうか?
もしそうなら、逆にあなたに聞きたいことがあります。
ねぎらいの言葉を夫にかけているでしょうか?
または、そのねぎらいを行動で示しているでしょうか?
あなたが「私だって忙しい。あなたは何もわかってくれないね」などと嫌みを言えば、その言葉はそのままあなたに返ってきます。「俺だってやってるだろ! 」「自分のことばかりかよ! 」といった具合に……。
ではどうすればいいのかというと、たびたびお伝えしていますが、あなたが夫を大切にすればいいのです。ぞんざいに扱うと、ぞんざいに扱われます。
すなわち、夫の大変さをわかろうとし、ねぎらいの言葉をたらふく与えれば、あなたの欲しい言葉を、夫はたらふく言ってくれるようになるのです。
ザビエル語録
家事が大変なことを理解させようとすればするほど 夫は理解を放棄する
