「スマホゲームばっかり! 子どもじゃないんだから…」夫へのイラッがなくなる魔法のコミュニケーション術【最終回】
更新日:2021/1/26
「幸せ夫婦 伝道師」としてこれまで1000名以上の悩みに答えてきたザビエルさん。10年前までは、ネットゲーム、パチンコ、浮気、モラハラを繰り返していた「ダメ夫」だったのだそう。冷え切ってしまった夫婦関係を改善すべく、心理学の観点から約8年間かけて編み出した夫婦コミュニケーション術が1冊の本になりました。『なぜか、いつも夫は他人ゴト。』(ザビエル:著、あべさん:イラスト/サンクチュアリ出版)で話題の、思い通りにならない夫を思いのままに動かせる!?魔法のメソッドをご紹介します。
■スマホゲームに依存する夫

ずーっとスマホをいじる夫にイライラする妻、非常に多いです。「スマホじゃなくて、家族を見てよ! 」と思いますよね? でも、イライラするだけあなたが損します。
まずは夫がスマホゲームに依存する理由を、理解することから始めてみましょう。
夫はなぜスマホゲームに依存するのでしょうか?
いろいろな視点がありますが、今回は、ふたりの関係性という視点で説明していきます。
これは簡単に言えば、夫は妻と過ごす時間より、スマホと過ごす時間のほうが、ポジティブな感情(嬉しい、楽しいなど)を抱く可能性があるということです。
■夫との会話の質が問われている
これまで何度もしてきた質問をさせてください。
あなたは、夫とどんな会話をしてきたでしょうか?
たとえば、褒める、感謝するという、相手が言われて嬉しい言葉よりも、怒り、嫌み、 指摘などの、言われて嫌な言葉のほうが多くありませんか?
「私にそんなことを言わせる夫が問題なんです!」と思われるかもしれません。
たしかにおっしゃるとおり、夫が妻にそんな言葉を言わせなければいいんですよね。
もしあなたがそう思うなら、夫が100%間違っていて、妻が100%正しいということでしょうか? そうだとしたら、褒めたり感謝したりしたくない気持ち、わかります。
ただ非常に残念ですが、この考え方は夫婦関係を壊す考え方です。この先、スマホ依存の他に、新たな問題が起こるかもしれません。
その問題とは、浮気、不倫、別居、モラハラ、DV、借金、離婚など。何が起こるかはわかりません。ですが、いずれかの問題がかなり高い確率で起こると思います。
もし、「今のうちにそんな問題が起こらないようにしたいです! 」と思うのであれば、ぜひ、“褒める、感謝する”という、言われて嬉しい言葉を多く使ってみてください。
問題が起こる確率をグッと減らし、さらに、スマホを完全にやめることはないかもしれませんが、スマホに費やす時間は、圧倒的に減ると思います。
ですが、“褒める、感謝する”ときに多くの人が陥りやすいのは、うわべだけの言葉になることです。
うわべでは、相手の心には届きません。相手の心に届かなければ、関係は改善しませんよね。
どのような気持ちで発した感謝の言葉が、相手の心に届きやすいと思いますか?
ここでは“出来事・労力・思い”という 3 つの視点で考えてみましょう。
それではひとつずつ説明していきます。
■“出来事”のみに対しての感謝
たとえば夫が、妻が特に好きでもないプリンを買ってきたとします。
そんなときに、頭では「それ別に好きじゃないし」「私のこと全然わかってないね」と思いながらも、「買ってきてくれてありがとう」と感謝の言葉を口にするかもしれません。
この言葉は、「買ってきた」という行為に対して言っているわけです。
しかしこれは、相手の心には届きにくいです(言わないよりはいいのですが)。
■“労力”のみに対しての感謝
こちらは、夫がわざわざ帰り道に、お店に寄ってまで、プリンを買ってきてくれたという労力について感謝することです。
言葉にすれば「仕事で疲れているのに、わざわざお店に寄ってくれて買ってきてくれてありがとう」という感じでしょうか。
こちらは最初の“出来事”に感謝するよりは相手の心に届きやすいです。
■出来事・労力をふまえた“思い”に対する感謝
これが、一番相手の心に届くと思います。
どういうことかと言うと、夫が妻のことを考えて(思い出して)、妻を喜ばせようと思い、労力をかけて、買ってきてくれたということです。
ここに気づくと、プリンが自分の好きなものかどうかなんて、どうでもよくなりませんか?
それよりも、夫の“妻に対する思い”のほうがすてきだなあとぼくは思うんです。
きっと、「喜んでくれるかな」「嬉しいかな」「驚くかな」「食べてくれるかな」といろいろな想像をして買ってきてくれたかもしれません。
そういう“思い”に気づこうとすること。それこそが夫婦円満になるために必要なのです。
少し話が逸れましたが、何かに依存する夫をどうにかするには、依存の対象から引き離そうとするのではなく、ふだんの“思い”に気づき、その“思い”に対して、感謝を伝えること。相手の心に届く感謝であり、心から褒めること。
遠回りに感じるかもしれませんが、これを覚えておいてください。
ザビエル語録
スマホとの関係より、自分との関係を良好にせよ。
すると夫からスマホを手放しだす
