「焼き鳥缶」で作るチーズタッカルビが超絶品&簡単! ジョーさん。の神速レシピを作ってみた!
更新日:2021/1/5

TwitterなどのSNSを見ていると、自然と目に飛び込んでくる「バズっているレシピ」。市販の食品に一手間加えるだけでメチャウマになる料理も多く、「これ作ってみたい!」と思った人も、実際に作った人も多いはずだ。
そんなバズるレシピの作り手としておなじみの料理研究家・ジョーさん。が、『ジョーさん。の神速うまレシピ』(ジョーさん。/PHP研究所)という新著を発表。77種のレシピをパラパラと眺めてみると、「この組み合わせ、間違いなくウマそう!」「今日の夕食にでもすぐに作りたい!」と思うものが多数あったので、実際に4品を作ってみた。
カリカリ&サクサクで箸が止まらない!「無限キャベムーチョ」
まずは包丁も火も使わない簡単なレシピから。この「無限キャベムーチョ」は、おなじみのお菓子「カラムーチョ」と、コンビニ等で売っている千切りキャベツを混ぜるだけ。最後にのせる温泉卵もレンチンで作れる超お手軽レシピだ!



混ぜているときは「これ、美味しくなるの……?」と半信半疑だったが、これが食べてみると想像以上のウマさだった!
シャキシャキの千切りキャベツが加わることで、カラムーチョのサクサク感はよりアップ。カラムーチョ単体で食べているときよりも「スナック食べちゃってる……」という罪悪感も少なく、味もほどよく薄まっているので、箸を止められずに食べ続けてしまった。
なお、トロっとした温玉と絡んだ部分は3倍増しの美味しさ! 濃厚な旨味を求める人は、贅沢に温玉を2個のっけてもいいかもしれない。逆に「晩酌にスナックをよく食べていて肥満が心配……」という人は、いつもは一袋食べているカラムーチョを半分にしつつ、このレシピで食べれば、夜のカロリーも抑制できるはず。このレシピはかなり優秀だ!
ノースキルで作れる中華前菜!「冷やしトマトのザーサイあえ」

お次は冷やしたトマトを切って、ザーサイ、タレとあえるだけの「冷やしトマトのザーサイあえ」。タレの材料はごま油、チューブにんにく、鶏ガラスープのもとの3つ。作るのは非常に簡単だ。
なのに味は、「これ、店で出てきてもおかしくないよね?」と思える、中華料理っぽさ満点のもの! 冷やしたトマトの酸味が爽やかで、ビールと一緒につまんでいたら、箸が止まらなくなってしまった。
ご飯にのせても美味しい!「アボカド塩昆布」

こちらも切ってあえるだけの「アボカド塩昆布」。ごま油、白いりごまに加えて、レモン汁(またはお酢)を加えるところが特徴と言えそうだ。

食べてみると、アボカドのとろっと濃厚な旨味が、ごま油と合わさることでさらにアップ。たっぷり入れた塩昆布の塩気もいい味を出していて、肉も魚介も使っていないのに濃厚メチャウマなおつまみに仕上がっていた!
またレモン汁の酸味も効いていて、油っこさもほどよく中和されていたのもポイント高し。このあたりは「さすがプロの料理研究家のレシピ!」と感心した。晩酌にピッタリなのは言うまでもないが、ご飯にかけて食べても最高だったので、ぜひお試しを。
焼き鳥缶の旨味をフル活用「チーズタッカルビ」
甘辛な旨味が病みつきになる「チーズタッカルビ」。きちんと作ろうとするとコチュジャンなどを買い揃える必要があるが、ジョーさん。のレシピは「焼き鳥缶」を活用したもの。家にある材料で手軽に作れてしまう。

作り方は、チューブしょうが、キムチと混ぜた焼き鳥をフライパンで炒めて、チーズを加えて蓋をしてさらに焼き、万能ねぎをのせたらもう完成。でも見た目はしっかり本格派だ!

食べてみたら、タレごと入れた焼き鳥缶がとーってもいい仕事をしていて、甘辛な旨味が超濃厚! チーズとキムチの相性も抜群で、グツグツの状態でハフハフ食べると幸せすぎる気分に……!

こうやって4品のレシピを作って感じたのは、やっぱりどの料理も作るのが超簡単だということ。そしてコンビニ等で手に入る「すでに味がキマった食品」の旨味が、どのレシピでもフル活用されていたことだ。
また、手軽に激ウマな料理を作れるようになると、「家で料理するのも楽しいな」という感覚が生まれてくる。そのため本書『ジョーさん。の神速うまレシピ』は「忙しくてしばらく自炊から離れている人」「料理をこれから始めたい人」には最適な内容と言えそうだ。ここで紹介した料理を含め、本書で紹介されているレシピの詳細を知りたい人は、ぜひ書店&電子書店で購入を!
文=古澤誠一郎