「なんだ、この糸?」自分の小指に結ばれた赤い糸をたどると――【赤い糸】/5秒後に意外な結末 オイディプスの黒い真実⑧

文芸・カルチャー

更新日:2022/7/20

編著:桃戸ハル、絵:usiの小説『5秒後に意外な結末 オイディプスの黒い真実』から厳選して全10回連載でお届けします。今回は第8回です。累計400万部突破の大人気「5分後に意外な結末」シリーズ『5秒後に意外な結末 オイディプスの黒い真実』。今回は、恐怖、笑い、感動、風刺、ブラックユーモアなどなど、さらに驚きの結末が楽しめる、「ページをめくれば驚きの結末」を100話収録!人気イラストレーター・usi氏のイラストを使ったビジュアルショートノベル。“5秒後“に起こる様々な世界にきっとあなたもハマるはず! 朝目が覚めると、自分の小指の先に赤い糸が結ばれていた男。これは「運命の赤い糸」かと思いたどっていくと、リビングまで続いていき…。

5秒後に意外な結末 オイディプスの黒い真実
『5秒後に意外な結末 オイディプスの黒い真実』(桃戸ハル:編著、usi:絵/学研プラス)

赤い糸

朝、目を覚まし、ベッドから抜け出しメガネをかける。

起きたときには、メガネをしていなかったので気づかなかったが、白い布団の上を、赤く細い糸のようなものが横切っていた。

――なんだ、この糸?

その糸の先を目で追ってみると、自分の小指の先に、赤い糸が結ばれている。

――誰かのイタズラ? それとも、「運命の赤い糸」?

指を出発点とした糸は、部屋の外まで続いているようだった。

「どこまで伸びているんだ? これをたどれば、ひょっとして未来の結婚相手に会える?」

少しドキドキしながら、糸をたどって行くと、赤い糸は、階段を降りた先のリビングへ続いていた。

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