目の前に相手がいるのに、スマホでチャットする男女。老人が注意すると…【隣のテーブルの会話】/5秒後に意外な結末 オイディプスの黒い真実⑨
更新日:2022/7/20
男子は、自分のカバンの中から、ノートとペンを取り出すと、さらさらっと文章を書いて、私に見せてくれた。
おそらく、生活の中で、そういうシチュエーションに遭遇することが多いのだろう。
そのノートには、こんな文字が書かれていた。
「すいません。僕たち、聴覚に障害があって、他人の声を聞くことができません。なんておっしゃったのか、このノートに書いていただいてもよろしいでしょうか?」
私は、「古い時代の価値観」などではなく、「自分の想像力のなさ」を恥じた。
そして、「おふたりの幸多い未来を祈っています」とノートに書くと、逃げるように、その場を立ち去った。
