5月発売の絵本(2023年5月 新刊&おすすめ絵本)

文芸・カルチャー

公開日:2023/5/13

5月の新刊絵本は、GW明けのちょっぴり憂鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれる元気いっぱいでユニークな作品が目白押しです。柔軟な発想へのきっかけを与えてくれる高畠那生さんの『おどってる こまってる』や「ヂヂヂヂ」「ヒヒヒ ヒヒヒ」といった「シジュウカラ語」が飛び交う『にんじゃ シジュウカラのすけ』、かわいくておしゃれな傘が登場する『かささして』。さらに『はねをならべて 2わの コウノトリの きずなの はなし』では美しい二羽のコウノトリの姿が目を惹き、『旅するわたしたち On the Move』では「移動」することで新しい世界を発見していった人間の歴史を垣間見ることができます。

五月晴れの気持ちのいい気候は読書にもピッタリ。お気に入りの一冊を見つけてくださいね。

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大人から子どもまで長く歌い継がれる『すうじのうた』が北村人さんのオシャレなイラストでかわいい絵本になりました

すうじのうた

作:夢 虹二絵:北村 人

出版社からの内容紹介

1から10までの数字を、形が似ている物や動物に例えた人気の歌が絵本になりました。「すうじのうた」は長く歌い継がれる人気の楽曲です。巻末には楽譜も掲載してあります。

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雨が降ってきたら『かさ さして』。リズミカルな文章とポップなイラストが大人気「あかちゃんととととと」シリーズ最新作です

かさ さして

作・絵:三浦 太郎

出版社からの内容紹介

雨がふってきて、こなすの子どもは、れれれれれ。かぼちゃの母さんは、げげげげげ。
でも、みんな、ぱっとかささして、うれしそう。
「いそいで かえろ」

トマトのとうさんとプチトマトのこどもたちは……。

さいごはほっこり。
雨の日が楽しくなる一冊です。
シリーズ5作目。

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大ヒット絵本『パンのずかん』にコンパクトサイズ&ボードブックになったベビー版が登場。その名も『ぱんですよ』

ぱんですよ

作:大森 裕子

出版社からの内容紹介

大ヒット『パンのずかん』のベビー版が誕生!
まるいぱん、しかくいぱん、ながーいぱん。
『パンのずかん』でのカテゴライズはそのままに、パンの形や大きさ、手ざわりをシンプル&ダイレクトに味わえる、かわいいファーストブックができました♪
色鉛筆の繊細なタッチで丹念に描き出した、本物よりもおしいしそう!?なパンのビジュアル。
「ぱ」「ん」という赤ちゃんが発しやすい音の繰り返しの心地よさ。
まだパンを食べられない幼い読者の目と耳も、存分に楽しませてくれます。
コンパクトサイズ&丈夫なボードブックで、持ち運びにも便利です。
2023年5月刊

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関連書籍

パンのずかん

作:大森 裕子監修:井上 好文

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やなせたかしの名作『さよならジャンボ』が新装丁になって登場。36年の時を超えて届く、平和と命のメッセージ

さよならジャンボ

作:やなせ たかし

出版社からの内容紹介

南の国からやって来た、象のジャンボと象使いのバルー。
小さな国で、みんな楽しく暮らしていましたが、
ある日東と西の国の戦争に巻き込まれてしまいます。
国民の命を守るため、王様はジャンボを殺そうとするのですが…。

平和の尊さと命の重さについて問う、時を超えたメッセージ。
ーーー
よろこびとかなしみ、絶望とそのとなりにある希望を
やさしく描いた名作の数々。
子どもたちへ、そしてかつて子どもだった
すべての人びとへ贈る、絵本シリーズです。

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お殿様から受けた任務は「美味しい木の実を取ってくること」。ひみつの言葉「シジュウカラ語」を駆使して『にんじゃ シジュウカラのすけ』が大活躍!

にんじゃ シジュウカラのすけ

作:大塚 健太絵:出口 かずみ監修:鈴木 俊貴

出版社からの内容紹介

ことりにんじゃ ひみつの言葉はシジュウカラ語!?

仲間たちと協力して大きな敵に立ち向かう、ことりにんじゃたちのおはなし。
「ヂヂヂヂ」「ヒヒヒ ヒヒヒ」など、小鳥たちの実際の鳴き声(シジュウカラ語)」が、
ことりにんじゃのひみつの言葉としておはなしに登場します。
出口かずみさんと大塚健太さんによる、ユーモアたっぷり楽しい絵本。
小鳥博士・鈴木俊貴さんが監修!巻末にシジュウカラ語の解説ページつき。

メジロじょうに つかえる ことりの にんじゃ
シジュウカラのすけは きょうも
しゅぎょうに はげみます。

あるひ メジロじょうの おとのさまが
せかいで いちばん おいしい きのみを
とってくるように いいました。

シジュウカラのすけは なかまたちと
おとのさまの ねがいを 
かなえることが できるでしょうか。

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離れていても変わらない相手を想う幸せ、再会の喜び。『はねをならべて 2わの コウノトリの きずなの はなし』はコロナ終息の今、読みたい作品

はねをならべて 2わの コウノトリの きずなの はなし

作:キャレン・レヴィス絵:チャールズ・サントソ訳:いわじょう よしひと

出版社からの内容紹介

コウノトリのクレペタンとマレナは、1ねんじゅう、どんなときもいっしょでした。ある日、大けがをしてとべなくなってしまったマレナをのこして、クレペタンは冬をこすために南へとたびだちますが……。
実話をもとにした、遠い距離をつなぐきずなの物語。

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さあ、この人は踊ってるの? 困ってるの? 視点を変えると見方が変わる? 考えれば考えるほど面白い!『おどってる こまってる』

おどってる こまってる

作・絵:高畠 那生

出版社からの内容紹介

視点を変えると「おどってる」が「こまってる」に!? 逆転の発想で他者理解にもつながる! 高畠那生のユーモア絵本!

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人類の歴史には「移動」と「旅」があった。ウクライナの作家による好奇心を刺激するグラフィカルな一冊『旅するわたしたち On the Move』

旅するわたしたち On the Move

作:ロマナ・ロマニーシン アンドリー・レシヴ訳:広松 由希子

出版社からの内容紹介

一歩、また一歩、わたしたちは何万年も旅してきた。
進化の過程による移動の歴史や、のりものの発明による手段の変化、探検、戦争、避難、巡礼、刊行…様々な目的によって、海底から山のてっぺん、空から宇宙まで、時に迷い、方向転換をし、歩んできた。風や水は自由に境界を超え、動物たちは地図もコンパスもなしに移動する。動くことにより、あたらしい世界をひらいてきたわたしたちの物語。
ウクライナの作家による、万物の移動を描いた絵本。

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『せんそう』のきっかけは王さま同士の些細なけんかだった……。色彩の魔術師・エリック・バトゥーが絵本に込めた戦争の愚かさと悲しさ

せんそう

作:エリック・バトゥー訳:石津 ちひろ

出版社からの内容紹介

あるところに、赤いおしろと青いおしろが並んでたっていました。ふたりの王さまはとても仲が良く、住んでいる人どうしも仲良しでした。ところが、とてもささいなことで二人の王様がけんかをし、せんそうが始まってしまったのです。エリック・バトゥーが戦争の愚かさと悲しさを訴えた心に刺さる絵本。

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