欅坂46小林由依「私を代表する一冊でこれからも自信が持てそう」――ランジェリー撮影の裏話、1st写真集『感情の構図』に込められた想い【インタビュー】

エンタメ

2019/3/16


 欅坂46の小林由依さんの1st写真集『感情の構図』(KADOKAWA)が発売された。舞台となったのはイギリスのロンドン。クラシックなホテルから、夜遊び風のライブハウス、ロンドンの日常に溶け込んだ街頭カット、自由に歩き回った海辺まで。さまざまなシチュエーションの中で、その表情は細やかに変化していく。撮影を通して感じたことを、ロンドンでの日々を思い出しながら、思うままに語ってくれた。

『感情の構図』通常版表紙画像

――写真集が発売になって今の心境はいかがですか?

小林由依さん(以下、小林) 早くみなさんに読んでいただいて、その感想を聞くのが楽しみです。

――発売前には、メンバーの織田奈那さんセレクトのアザーカットも公開されてましたね。

小林 最初に見てくれて、良かったよ~って言ってくれて。セレクトしたカットを見た時は、「あ、こういうのが好きなんだなあ」って思いました(笑)。

――“ぽんかんさつ”でおなじみの織田さんならではの、素の表情が多いのかなと感じましたが。

小林 ふふふ(笑)。そうかもしれません。

――秋元康さんが帯コメントで、小林さんのことを「感情がいい意味でストレート」とおっしゃっています。これをどう受け止められていますか?

小林 自分で感じたことを貫くことが多いので、そういう意味では合ってるのかなと思いました。

――自分の感情を積極的に伝えたいと思うほう?

小林 伝えたいというより、周りの人たちの意見にそこまで流されないというか、自分の思ったことを信じられるほう、というか。自分の軸がブレない、と感じることはあります。


――写真集の舞台がロンドンになったのはなぜでしょうか。

小林 スタッフさんたちの中で、ロンドンが合うんじゃないかというお話があったみたいで。そのお話を聞いてから「ロンドンだったらいいな」と自分でも思っていたので、決まった時は嬉しかったですね。

――もともと、どんなイメージを持っていたんでしょう。

小林 赤いバスと、赤い公衆電話と…といった漠然としたイメージしか持ってなくて。実際に行ってみたら、思っていたよりもあたたかい印象でした。

――あたたかい?

小林 ロンドンは晴れることが珍しいと聞いていたのですが、撮影期間は毎日晴れていたんです。それに建物がレトロな雰囲気で、どこかあたたかみを感じることが多くて。そういうところが意外でした。私の好きな感じが詰まっていたので、ロンドンになって良かったなと思います。


――そんなロンドンでの撮影はいかがでしたか?

小林 ランジェリーの撮影を、初日の日が出ているうちに撮る予定だったんですけど、もうちょっと後にしてくださいってお願いしたんです。それで、夜の風景をバックに撮ったら、先行カットが公開された時に「いいね」っていう声をたくさんいただいて。結果的に良かったのかなと思いました。

――ランジェリーの撮影を後ろに回した理由は……

小林 撮影に入る前はまだ、うまくできるかどうか不安な気持ちがあったので。ちょっと撮影をして慣れてきてからのほうがいいかなと思いました。

――気持ちを整理してから撮影に向かうことができたのですね。では、最初のほうで撮ったカットは?

小林 お花を抱えている写真が、最初に撮ったカットですね。お花屋さんがずらっと並んでいるところに行って、お花を実際に買って撮影しました。この時はまだ感じがつかめていなくて、ちょっと気を張ってしまうところがあったんです。だから、もうちょっとナチュラルになれるといいなと思っていて、その後にだんだん慣れていきました。

――撮られていくうちに?

小林 そうですね。カメラマンさんやスタッフさんの作ってくださる雰囲気が心地よくて。ランジェリーのカットもそうだし、思っていたより自然な自分でいられたと思います。カメラマンの鈴木心さんはグループの写真集『21人の未完成』(集英社)の時も撮っていただいていたので、写真に対する安心感もすごくありました。

――衣装の数も、撮影のシチュエーションも、かなりバリエーション豊富ですよね。特に気に入っているものは?

小林 衣装で気に入ったのは、ライブハウスで撮ったデニムのワンピースですね。ランジェリーでは、黒いジャケットを羽織ったものが好き。もともと、ランジェリーっぽくないランジェリーショットを撮りたいなあってスタッフの方に伝えていたので、想像通りで嬉しかったです。


――とても印象的なカットだと思います。犬とのツーショットもありましたが、これは現地の犬?

小林 ロンドンにいたワンコです(笑)。すごく懐いてくれて嬉しかったです。犬を飼ったことはないんですけど(笑)。

――癒される1枚でした(笑)。セーラー服で雑踏に佇んでいるカットはいい意味で違和感があって気になりましたが。

小林 日本の制服を着てロンドンにいるっていうのが、すごく不思議な感覚でいいよねって話していて。すごい人混みでしたけど、その真ん中に立ってみたらどうなるんだろうって考えながら撮影しました。



――まったく知らない場所で戸惑うことはなかったですか?

小林 戸惑うことはなかったです。自由にしていいよって言われていたので、本当に自由に、ナチュラルに撮っていただいたと思います。ちょっとあっちも行ってみたいなという方にも行ってみたり(笑)。特に海での撮影は、本当に何も考えずに、ただひたすら歩いて。けっこう長い時間、撮っていただいたと思います。

――感情の赴くままに、自由に撮影できたのだなということが伝わります。小林さんにとって、この1冊はどんな存在になりそうですか?

小林 私を代表する一冊ですし、私の中でも大切な一冊になりました。この写真集があることで、これからも自信を持って活動していけると思います。


取材・文=吉田有希 撮影=岡村大輔