うちの子は発達障害かもしれない…。そう思った時に読みたい5冊

出産・子育て

公開日:2018/10/19

「うちの子は発達障害かもしれない…」そんな悩みをひとりで抱えている親御さんは、けっこう多いようです。発達障害のあるお子さんの場合、人づきあいや時間管理、集中力や感情のコントロールなど、他の子よりも苦手なことが多いため、子育てにもそれ相応の知識が必要。そんな場合に参考にできる頼もしい書籍を、本稿ではご紹介したいと思います。

■親の弱さも強さもわかる等身大エッセイ

 幼稚園で集団に参加できない息子を、ただの恥ずかしがりやだと思っていた母。しかし、それは発達障害によるものだった…。『うちの子って発達障害!? ただいま子育て迷走中(ヒューマンケアブックス)』(トマコ/学研プラス)は、漫画家・イラストレーターである著者が実話をもとに描いたコミックエッセイ。

 他の保護者や祖父母、兄弟との関係、通常学級にするかどうか、学校や病院の対応など、さまざまな問題に葛藤する親の姿が描かれています。そんななかで、子どもへの寄り添い方に気づいていく、親の弱さも強さもわかる等身大エッセイです。

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■“実録”ADHD息子の育て方

『かなしろにゃんこ。のマンガ絵日記 ADHD息子の育て方(学研スマートライブラリ)』(かなしろにゃんこ。/学研プラス)は、幼い頃にADHDが発覚した息子・リュウ太と著者、家族たちのドタバタな日々を詰め込んだ“実録”子育て日記です。

 ADHDの子どもが陥りがちな、人付き合いやお約束ごとなどが描かれています。そんなお悩みにもしっかりと工夫を凝らして取り組む、かなしろ流子育て術は必見です。また、描き下ろしマンガも多数収録されています。

■時間管理できない、怒り出すと止まらない子どもをどう理解するか

『はじめての療育 わかって安心!発達障害の子どもとの上手なかかわり方(ヒューマンケアブックス)』(藤原里美:著、おちゃずけ:絵/学研プラス)は、自自閉症スペクトラム、ADHDなどの子どものよくある困った行動(時間管理できない、怒り出すと止まらないなど)の理解と対応法の入門書です。

 療育に携わってきた著者と、発達障害の子を持つ母親である漫画家が一緒に「なぜそうなるのか」「どうすればいいのか」を考え、子どもの理解と対応で知りたいことをわかりやすくまとめた1冊です。

■「どうしてこんな風に行動するの?」発達障害の子育ての困ったを解決!

『発達障害のある子を理解して育てる本(ヒューマンケアブックス)』(田中 哲・藤原里美:監修/学研プラス)では、発達障害の基礎知識から、ケース別の対応方法、園や学校、専門機関などの活用法などを紹介しています。

 子どもの行動の理由やその意味を理解することで、楽な気持ちで子育てすることができるようになるでしょう。

■発達障害の子どものほめ方としかり方

 発達障害で落ち着きがない子どもに「席に着け!」と叱りつけたり、言うことをきかないときに「いたずらしちゃダメ!」と言ったりするのは逆効果になるかもしれません。

『発達の気がかりな子どもの上手なほめ方しかり方(ヒューマンケアブックス)』(山口 薫/学研プラス)では、応用行動分析学をもとに、発達障害、自閉症スペクトラム、ダウン症などの子どもの「ほめ方」「しかり方」が分かりやすく記されています。子どもが問題のある行動をしたときに、適切に対応するための保護者と教師の入門書です。

 上にご紹介した書籍は、2018年10月19日(金)10時から11月2日(金)9時59分まで楽天Koboにて開催される“学研プラス 秋の特大セール”の対象で半額となります。発達障害のお子さんがいる方、内容が気になる保育者の方は要チェックです。

文=K(稲)