ライトノベル作家とかマンガ家ってどうすればなれるの?

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更新日:2014/3/16

■小説:鳳乃一真さん(受賞作:『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』)の回答

1)過去受賞作やレーベル作品について研究しましたか?
「過去2年間の受賞作に全て目を通し、傾向等の分析を行いました。ですが、それが生かされることはありませんでした。というのも、3月11日の東日本大震災を受けて、ある程度考えていた作品の構想を全部捨ててしまったからです。その後、自分が本当に面白いと思う作品を書き上げ、大賞をいただくことができました」

2)キャラクターの造形に関して意識したことはありますか?
「総じて一つ、自分がカッコいいと思えるキャラクターであること。これは内面を指します。考え方とか生き様とか。それさえあれば、外見や性格は後から勝手についてくると思います」

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3)執筆以外の部分で気を使ったことはありますか?
「名前です。と言っても、キャラクターの名前ではありません。自分のペンネームです。それと作品タイトルにも気を使いました。とにかく験を担ぎ、縁起が良いとされているモノを込めました。作品に登場するキャラクターの名前に想いを入れるのは皆さんやっていらっしゃるとは思いますが、こちらにまで意識を回す人はもしかしたら少ないのではないでしょうか?」

■ガールズノベル:小椋春歌さん(受賞作:『恋する王子と受難の姫君』)の回答

1)過去受賞作やレーベル作品について研究しましたか?
「人気作と受賞作は大体読みました。ファンタジーあり、現代物ありで多彩なレーベルだと思った覚えがあります。印象は「なんでも書かせてもらえそうだ!」でした。実際その通りだったのが凄いところです」

2)キャラクターの造形に関して意識したことはありますか?
「悪者設定でない限り、嫌みのない人間にするよう気をつけています。キャラクターをどう受け取るかは読者の自由なので、作者からは性格を押し付けないように。応募作品では印象が薄くなるかもしれないと思いましたが、自分のスタイルを変えても仕方がないのでそのまま出しました」

3)執筆以外の部分で気を使ったことはありますか?
「当たり前のことですが、綺麗な原稿を送るようにしました。印刷のずれとか汚れもそうですし、確認も最低限にとどめて折り目などをつけないように気をつけました」

■ガールズコミック:八街潤さん(受賞作:『SELFISH TRUMP』)の回答

1)過去受賞作やレーベル作品について研究しましたか?
「少女漫画から少し離れていたのでその意味もあり改めて読み直しました。受賞作は皆華やかで、それまで比較的地味だった私には苦労が絶えませんでした」

2)キャラクターの造形に関して意識したことはありますか?
「とにかく男の子をカッコよく!仕草や言葉遣い衣装ひっくるめ、やり過ぎるくらいじゃないと本の外まで伝わらないなと」

3)執筆以外の部分で気を使ったことはありますか?
「話を考える時は、家の中だけでなく通勤中や散歩中等たくさん刺激のある中で考えるようにしました。ネタが浮かびやすいです」