オタクとギャルはわかり合えるのか!? 重度のオタクが集まるマン研に入部した、恋するギャルの行方は…

アニメ・マンガ

2015/11/29


『サークルクラッシュ!』(佐古田康之:原作、こすずめ:漫画/KADOKAWA)

 最近、スクールカーストという言葉が注目されている。これは学校内における「序列」のことで、リア充で目立つ生徒は上位に、地味で暗い生徒は下位に位置するそうだ。そして、上位の者と下位の者とは相容れない。たとえば、ギャルとオタク。カーストの階層が違う両者は、決して交わることがないのだ。けれど、もしもそこで交流が生まれたらどうなるのだろうか…。

 そんな疑問を解決してくれそうなマンガが、『サークルクラッシュ!』(佐古田康之:原作、こすずめ:漫画/KADOKAWA)。本作は、マン研部員のオタクたちと、そこへ突然やって来たひとりのギャルとの交流を描いた作品だ。現在も連載型新作マンガ配信サービス『GANMA!』にて連載されており、11月21日(土)には、待望の第1巻が発売されたばかり。作中では、キャラの濃いオタクたちと、あっけらかんとしたギャルの、ちぐはぐとしたやり取りが展開されている。

 舞台となるのは、孤高な生き物を自負するオタクたちが集まる、「第二マンガ研究部」。所属するのは、上から目線がデフォルトのメガネ男子・陣大怜生、部長を務める鎧塚揚羽、BL好きで極度のコミュ障・盾川まゆら、忍者に憧れている兜首一郎の4人。そして、そこに5人目の部員として現れたのが、現役ギャルの美剣恋愛子(ラメコ)だ。

 「チョリーッス☆」なんて軽い挨拶を交わす彼女は、もちろんマン研になじめない。いや、なじもうとするが、もともとが違う生き物。会話すら成立しないのだ。自分はガチのオタクだからと息巻くものの、好きなマンガはワ●ピース。最近見つけた究極のマニアックマンガは、進撃の●人。息を吸うようにマンガを愛する陣大からは、「典型的なニワカ」だと蔑まされる始末だ。

 そんな彼女が、どうしてオタクが集まるマン研に入部したのか。それは、中学生の頃に街中で絡まれていたところを、陣大が救ってくれたから(もちろん、陣大にはまったくそんなつもりはない)。それ以来、陣大に近づくため、オタクを必死で勉強し、意気揚々とその本拠地へやって来たのだ。その結果、彼とはまったく噛み合わないことが判明するのだが…。

 第1巻では、美剣がオタクの世界に驚きながらも、徐々にみんなと仲良くなっていくさまが描かれる。ギャルとはいえ、彼女も恋する乙女。その姿はいじらしく、とても愛らしい。そんな彼女の想いは、はたして陣大に届くのか。来るものをかたくなに拒み続ける陣大の心が氷解する日は来るのか。住む「階層」が異なるふたりの恋の行方を、ぜひその目で確かめてみてほしい!

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文=前田レゴ