映画『ナルニア国物語』新シリーズ制作決定に興奮の声!「ちょっと諦めてたからすごい嬉しい!」

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公開日:2016/8/21

 世界中に熱狂的なファンを持つファンタジー小説『ナルニア国物語』の、シリーズ第4巻となる『銀のいす ナルニア国物語』が映画化されることが明らかとなった。これまで映画は第3章まで公開され、その後暫く映画化されていなかったこともあり、ファンは「マジで!? ちょっと諦めてたからすごい嬉しい!」「あの最高のファンタジー世界にまた出会えるの!? これは楽しみ!」と喜びを爆発させている。

 『ナルニア国物語』シリーズとは、C・S・ルイスのファンタジー児童小説。第二次世界大戦中、ロンドンからイギリスの片田舎に疎開してきたペベンシー家の4人の兄弟、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィは、暮らすことになった広い屋敷を探検する。末っ子のルーシィが古びた衣装たんすの奥に進んでいくと、そこには雪や氷で埋め尽くされた国“ナルニア”が広がっていた。王である正義のライオン・アスランによって作られたナルニアは、不思議な生き物たちが暮らしている国だが、白い魔女によって支配されている。兄弟たちはアスランと共に、魔女によって冬に閉じ込められたナルニアを救うために戦いを繰り広げる――。

 子供たちが一国を悪の手から救うという壮大なファンタジーに「いったん世界に入ってしまったが最後、優しい語り口とハラハラドキドキの展開に引き込まれて最後まで読みたくなってしまう!!」「終盤に近づくにつれて『あーもう終わっちゃうよ』って悲しくなるくらいハマった」「子供のころ、親に怒られて罰として読まされたこの本が、私を読書好きに育てた!」「ファンタジーとしても素晴らしく、子供ながらに人生における深いものを考えさせられた本。大人になっても読み返すくらい大好き!」と熱狂的なファンを世界中で生み出した。

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 同シリーズは2005年に、1冊目の「ライオンと魔女」を映像化した初の映画作品「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」を公開。強烈な存在感を放つキャラクターたちがCGや特殊メイクなどを駆使して見事に映像化され、アカデミーメイクアップ賞も受賞した。

 そして2008年には、映画第2弾となる「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」が公開された。同作はペベンシー4兄妹が白い魔女に勝利してから1年後の世界が舞台となる。再びナルニア国に呼び戻され、暴君ミラースによって荒れ果てたナルニア国を救うために活躍するという内容が描かれ、圧巻の戦闘シーンや成長した4兄弟の活躍ぶりが好評を博した。

 さらに2010年には、映画第3弾「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」が公開。ペベンシー兄妹が親戚の家に預けられ、壁にかかった絵からナルニア国へ入り込んでしまうところから物語は始まる。前作で仲良くなったカスピアン王子とネズミ戦士と再会し、ナルニアの東へと冒険の旅に出るが、兄妹を多くの障害が待ち受けるという内容。冒険の中、子供たちがそれぞれの弱さに向き合い、葛藤し、成長していく姿が観客の胸を熱くした。シリーズ3作は世界中で大ヒットとなり、世界興行収入の合計は15億ドル(約1,500億円)を記録。名実ともにファンタジー映画の大作の仲間入りを果たした。

 しかし、その後シリーズ続編は制作されなくなり、ファンは「原作はまだまだあるけど、まさか3作で終わりなのか!?」「兄妹役の役者が大きくなりすぎたから、続きは期待できないのかな~」「ナルニアの続き見れないの??? 寂しい!」といった声が上がっていた。

 しかし、この度ついにファンが待ち焦がれたシリーズ最新作が制作されると明らかになった。これまでの制作は第1弾、第2弾をウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、第3弾を20世紀フォックスが担当したが、第4弾となる今作はソニー・ピクチャーズ傘下のトライスター・ピクチャーズに決定。さらにキャストも一新され、「ナルニア国物語」の新シリーズとして原作第4巻の『銀のいす ナルニア国物語』をもとに制作されるという。

 第4巻の物語は、ある願いの言葉を唱えてナルニアに訪れた少女が、長い間行方不明になっている王子を探すため、波乱の旅に出るというもの。脚本は冒険映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」を手がけたデヴィッド・マギーが担当。プロデューサーを大人気ドラマ「グレイズ・アナトミー」や「クリミナル・マインド」を手がけたマーク・ゴードンが務める。この発表にファンは「待ってましたーー!! 新たな制作会社、新たなキャストでどんなナルニアが見られるか楽しみ!」「ライフオブパイも冒険もので面白かったから、脚本家が同じならワクワクできそう! 期待感高まるわ~」「銀のいすも壮大な冒険物語だし、迫力ある映画になりそう! 絶対見たいっ」と興奮の声が上がっている。

 キャストの詳細や監督、公開日などは明らかになっていないが、新たなキャスト、新たなスタッフの元、ファンタジー童話の傑作がどう描かれるのか、是非自分の目で確かめたいところ。続報を待ちつつ、原作を読んで想像を膨らませよう!