声優と漫画家の共通点とは…?『七つの大罪』作者・鈴木央と声優・梶裕貴の対談が深いと話題

マンガ

公開日:2016/10/18

 2016年10月12日(水)に発売された『週刊少年マガジン』46号で、『七つの大罪』の作者・鈴木央と同作のアニメで主人公のメリオダス役を務める声優の梶裕貴の対談が掲載された。そこで語られた、声優と漫画家とのある共通点に関心の声が上がっている。

 2人はまず人気キャラについて語った。そこで話題になったのは、なんと正直作中ではあまり活躍をしていないジェリコ。主人公勢力と敵対するポジションから、バンへの“ストーカー”と化したジェリコは密かにネットで人気の存在なのだが、梶も「本当に可愛い」「可哀そうな女の子。……僕は大好きなんですが」と大絶賛。鈴木も「ジェリコはどんどん人気が上がってきたキャラ」「最初は見向きもされていなかったんですけどね。今は全然弱くてバトルでも役に立たないのに、ファンに好かれています」と喜んでいるようだった。

 そして話は声優と漫画家との共通点の話に。アフレコ現場を見て感動したという鈴木。その中でも特に“大勢でガヤガヤしてるシーン”を5~6人程度で作り出してしまう声優のテクニックに驚いたよう。「あれってコツがあるんですか?」と梶に尋ねると、梶は「コツは特にないと思います(笑)。ただ、日常を生きる上でいろいろなことを経験するのは大事だと思いますね」と語り、居酒屋や飲みの場に自分自身が行き慣れたりすることで、初めてそういったシーンをリアルに演じられると意見を述べた。

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 すると鈴木も、漫画でたくさんのキャラクターが登場するが、それもいろんな人と喋ったり飲んだりしてキャラ作りに活かしてるからこそできると言う。そして「声優も漫画家も、声の勉強をするだけ、漫画を読むだけでは出来ない」と結論付けた。

 この言葉には「何事も人生経験が大事だよね」「この世には無駄な経験なんてないってことだな」「その通り! 面白い話を作る人は、やっぱりその人自身が面白くて深いもん」と、読者から納得の声が多数上がっていた。

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    『週刊少年マガジン』46号