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満足度の高いお弁当に必要なのは、〇〇の変化!? お弁当を効率よく美味しく作るコツ【作ってみた】

『まいにち おべんとう』(大原千鶴/高橋書店)

 自分のためでも誰かのためでも、毎日お弁当を作り続けるというのは大変なこと。

一生懸命作っていても似たようなものばかりになってしまったり、他人のお弁当と比較されたりと、悩みの種になっている人も多いように思う。お弁当作りには、何かとコツが必要なのだ。

『まいにち おべんとう』(大原千鶴/高橋書店)には、料理研究家・大原千鶴さんが、実際に仕事をしながら毎日3人の子どもたちにお弁当を作り続けた、そのコツが惜しみなく紹介されている。
お弁当箱という限られた空間の中に何を詰め込むのか、どういう組み合わせにするのか、そのコツを掴むべく、筆者も真似して作ってみた。

■「豚肉のしょうが焼き弁当」(P.30~P.31)


 1つめのお弁当は、「豚肉のしょうが焼き弁当」。

●豚肉の生姜焼き……食べやすいサイズに切った豚肉に片栗粉を薄くまぶし、フライパンで焼いて、みりん、薄口醤油、おろし生姜を絡める。
●にんじんのたらこ炒め……千切りにしたにんじんをごま油で炒め、薄口醤油、たらこの身を加えて火が通るまで炒める。
●ピリ辛きゅうり……すりこ木などで叩いて食べやすいサイズにしたきゅうりをボウルに入れ、塩を加えて5分置く。砂糖、薄口醬油、酢、ごま油、一味唐辛子を加えて10分以上置く。
●キャベツの塩もみ……食べやすいサイズに切ったキャベツに塩を加えて5分置き、水気をしっかり絞る。

 実際に作って食べてみると、生姜焼きという満足度の高いおかず、シャキシャキしたきゅうりやキャベツ、たらこのプチプチした食感も加わったにんじんと、味付けだけでなく食感にもこだわっている組み合わせなのが分かる。また、素材の味を生かした味付けだからこそ、似たり寄ったりにならず、一品一品の違いを楽しめる。

■「さばの竜田揚げ弁当」(P.70~P.71)


 2つめは、「さばの竜田揚げ弁当」。

●さばの竜田揚げ……食べやすいサイズに切ったさばをみりん、薄口醬油、おろし生姜に漬け込む。片栗粉をまぶして170度の油で揚げる。
●焼きピーマン……ピーマンをグリルに入れ、香ばしい焼き目がつくまで焼く。トースターでも可。
●白菜の塩昆布あえ……1cm角に切った白菜と塩昆布をポリ袋に入れてよく揉み、一晩置く。
●ベーコンれんこんしょうゆ炒め……れんこんとベーコンを食べやすく切り、フライパンに並べて蓋をして焼く。両面焼き、火が通ったら醤油を回し入れて絡める。

 れんこんとベーコンを大きめに切っていることで、竜田揚げと並ぶ主役のような存在感! れんこんは、本書を通して登場する率が高く、食感に変化をつけるのに便利な食材であることを改めて感じる。また、ゆかりや塩昆布など、ごはんに添えるちょっとした何かを常備しておくと、そこでも変化を楽しめる。

 この2つに限らず、この本のお弁当は、どれも栄養や見た目のバランスはもちろんのこと、「食感」や「食べる時の楽しみ」「満足感」を考えながら作られている。また、前日までにするべき準備や衛生管理についても分かりやすく解説されており、複数の調理を同時進行で進めることが苦手な人、お弁当に詰めても大丈夫なおかずが分からないという人にもぜひともオススメしたい。

 キャラ弁やインスタ映えするお弁当も魅力的ではあるが、やっぱり一番重要なのは、安全で、なおかつ食べて美味しく楽しいこと。この『まいにち おべんとう』には、お弁当箱を開けた時、そして口に入れ、食べた時の喜びを感じさせる基本がぎゅっと詰まっている。

文=月乃雫



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