最後に自分を褒めたのはいつ? ネガティブさんからポジティブさんに切り替える「ほめ日記」

暮らし

2017/4/26

『「ほめ日記」効果・自分を味方にする法則』(手塚 千砂子/三五館)

 自分に自信がない、ネガティブになりやすい、そんな人たちのために最新の脳科学でも実証された「ほめパワー」を活用した幸せのメソッド「ほめ日記」。現代人が抱えるストレスを解消し、自分の力を引き出す「ほめ日記」をより効果的に書くための決定版『「ほめ日記」効果・自分を味方にする法則』(手塚 千砂子/三五館)がついに刊行された。著者は「ほめ日記」の創始者で、一般社団法人「自己尊重プラクティス協会(セパ)」代表理事、全国各地で数千回に及ぶ講演や講座を行なっている手塚千砂子さんだ。

 12万人以上が実証した奇跡のワーク「ほめ日記」は、自分をほめて、それをノートに書くというシンプルなもの。人間の脳はほめられることが大好きで、ほめると脳は喜び、自己肯定感が高まって、心や体のストレスはやわらいでラクになっていくという。脳は言葉に反応するので、人にほめられても、自分でほめても、同じように良い作用をもたらすことがわかっているので、自分で自分をいっぱいほめてあげたらいいのだが、自分をほめるってどうしたらいいのだろうか? 日本には謙遜の文化があり、自分や家族をほめるより悪くいう風潮が強く、「ほめる文化」があまり定着していないので、ほめ下手さんが多い。どう自分をほめていいかわからない、そんなほめ下手さんのために本書では「10のほめポイント」を紹介している。

1、性格や心の動き等をほめる
2、行動や働きをほめる
3、感覚や感性をほめる
4、発想、考え方をほめる
5、努力のプロセスをほめる
6、過去に努力したことをほめる
7、やらなかったことでプラスのことをほめる
8、体の動きをほめる
9、容姿(見た目)をほめる
10、プラスの変化、内的気づき、自己発見をほめる

 ほめるというと、なにか特別なことをほめなくてはと思うかもしれない。しかし、そうではなく、家族を愛しているといった感情、家事や仕事など毎日の行動、道端できれいな花を見つけたといったような自分の感性、今日は無理しなかったなど、毎日当たり前にやっているようなことを「ステキ」「よくできた」「ここまでできた」と、広い視野でほめてあげればいいのだと著者はいう。人は往々にして足りないものに目を向けがちだが、身近なこと、今あるものに目を向ける習慣がつくことで、今がずっとラクになる。ささやかな毎日のほめ言葉の繰り返しによって、自分を好きになり、自分を味方にした日々を送っていけるだろう。

 私たちの脳は、マイナスの感情や出来事のほうが記憶に残りやすいといわれている。だから、ポジティブよりもネガティブな感情にどうしても傾きやすい。ネガティブな思考からポジティブな思考に切り替えるには、脳にプラスの力を与える、マイナスをプラスにする回路があればいい。プラスの感情や出来事を「ほめ言葉」というカタチにしてノートに書く「ほめ日記」は、脳にプラスの感情を強く伝えるだけでなく、自分をほめる脳の習慣がつく、プラスの回路を作るのにとても有効な手段だ。ノートに書いた「ほめ日記」を声に出して読むと、言葉と音声で、二重に脳に良い刺激として送ることができ、脳によりプラスの変化をもたらすことができる。

「ほめ日記」を実践することで、自分だけでなく周りの人たちにもやさしくなれる。自分に自信がない、でも、よりよい自分になりたい人はぜひ手に取ってほしい一冊。成功のカギは、まずは自分を「ほめて信じて続ける」ことにある。自分で自分を毎日ほめて、ほめて、ほめまくろう!

文=なつめ