126年間眠っていたゴッホの未公開スケッチ65枚を全収録! 真贋論争がいまなお続く、世界が注目する画集

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/12

 世紀の大発見といわれるフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)のスケッチブックに描かれた未公開の65枚をすべて収録した画集『フィンセント・ファン・ゴッホ─失われたアルルのスケッチブック』が、2017年4月20日(木)に発売された。

 ゴッホが南仏アルルに滞在していた1888年5月から1890年4月の間、スケッチブックとして使った40.5×26cmの会計帳簿は人から人へと手渡され、ついにスケッチが描かれていることを忘れ去られたまま、ゴッホの家の跡地にあったカフェの食器棚に眠っていた。この会計帳簿を発見した所有者の依頼をうけて、40年以上にわたりゴッホを研究してきた専門家らが3年をかけて「すべて真作」と鑑定したのだ。

<収録スケッチの一部>

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「海上の船、サント=マリー=ド=ラ=メール」
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「葦の習作」
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ジョゼフ・ジヌーⅡ
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向日葵畑

 原書の刊行直後、発見された65枚のスケッチに対してゴッホ美術館(アムステルダム)は贋作だとするコメントを発表。それに対し、同書の著者は名門スイユ社(原書出版社)とともに、隙のない詳細な反論を展開。世界が注目するこの真贋論争は現在も続いているが、発見されたスケッチ65枚は、その真贋を巡って世界的な専門家が意見を表明するほど高いレベルにあることは間違いないだろう。

<同書の特徴>
1. 発見された65枚のスケッチを原寸に近い大きさで精密に再現収録
2. まさにゴッホの絶頂期であるアルル・プロヴァンス時代の珠玉の資料
3. ゴッホの行動を知る手がかり─同時に発見された手帳の全ページを収録
4. 65枚のスケッチについて名作との関係などを詳細に分析・解説
5. 世界的なゴッホ研究家による精緻な検証

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サン=レミ療養院の庭の松の木Ⅱ
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花が咲いた2本のアーモンドの枝の習作

※掲載内容は変更になる場合があります。