虐待を受けていた少女を救ったのは誘拐犯――話題沸騰マンガ『幸色のワンルーム』待望の新刊

マンガ

更新日:2017/9/4

 誘拐犯と誘拐された少女が心を通わせる異色の物語『幸色のワンルーム』最新2巻が、2017年7月22日(土)に発売された。2人の共同生活に「何でこんなに温かい気持ちになるの!?」と大反響が上がっている。

 2017年2月に発売された1巻は、誘拐された少女が誘拐犯の青年とテレビで自分たちのニュースを見ているところから物語がスタート。ワンルームの部屋の壁には少女の写真がビッシリと貼られており、青年が誘拐前に少女に対して異常なストーカー行為をしていたことが窺い知れる。

 しかし少女は青年を怖がるどころか、虐待をしていた両親のもとから連れ出してくれたことを感謝しているようす。さらに少女は「もし逃げきれたら私お兄さんと結婚する!!」と言い、青年は「結婚できるようにお兄さん頑張るね」と約束。この衝撃的な内容にファンからは「しょっぱなから引き込まれる!」「どうなるか先の見えない設定にハラハラドキドキ」といった声が上がった。

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 物語の中で特に注目を集めているのが、少女の辛い境遇と青年との生活のギャップ。少女の体には傷や痣がついており、手首には手錠の痕、頭や足首には包帯が巻かれており、壮絶な虐待を受けていたことがわかる。少女は精神的にも追い詰められており、両親や警察に見つかったら「死ぬ」と覚悟を決めるほど。

 しかし一方で、青年との生活で流れている空気は温かい。青年が「何か食べたいものとかある? 君の好きなもの作るよ」と提案すると、少女は「私が決めていいの!?」「そ…それじゃあハンバーグとから揚げとカレー!!」と目を輝かせる。さらに青年が料理を始めると「私もご飯作るの手伝いたい」と自ら言いだし、一緒に調理。食事中には「食べるって楽しいことだったんだね」「これから毎日ご飯楽しみにしていいかなあ?」と、感動を滲ませる。この様子にはネット上でも「虐待がひどいだけに、少女の笑顔が胸に迫った」「誘拐犯と被害者の生活がこんなに温かいものになるなんて… 発想が凄い!」と絶賛の声が相次いだ。

 そして最新2巻で描かれたのは、誘拐犯の偽物がネット上に登場し、動画サイトで新たな犯行予告が投稿されるという展開。世間では誘拐犯に対して否定的な空気が流れ、危機的な状況にもかかわらず2人の生活は相変わらず愛に溢れている。これには読者からも「2人共今の生活を必死で守ろうとしてるところが切なすぎる」「本名を明かさない曖昧な関係なのに温かくて、次巻が待ちきれない!」といった声が続出。

 青年の心に潜む闇もほのめかされており、今後ますます目が離せない同作。少女と青年は果たして世間から逃げ切ることが出来るのか…!? まだ作品に触れたことのない人は、前途多難な2人の状況と幸福な同居生活に胸を熱くさせてみては?