3秒で心をつかみ10分で信頼させる! 人気キャスターが教える相手の心をひらく会話術

ビジネス

2017/11/27

 日本テレビの人気キャスター・小西美穂による初の著作『3秒で心をつかみ 10分で信頼させる聞き方・話し方』が2017年11月11日(土)に発売された。同書では、1700人を超える各界のエキスパートとの対談から学んだ独自の会話術を紹介。相手の心をつかむポイントも、豊富な具体例を使って解説する。

 わずかな時間で相手に信頼されることが必要な“キャスター”という仕事を通じて、コミュニケーションに特別な才能は必要ないと実感した小西。「聞き方」や「話し方」を少し変えてみるだけで、相手との関係に劇的な変化を引き起こすことができる。ちょっとした意識や工夫で、誰でもコミュニケーション能力を身につけられるのだ。

■雑談ネタには「旅行」「食べ物」「飲み物」
 昨今は価値観やライフスタイルが多様化しており、共通の話題に迷うことも。かつてはサラリーマンの鉄板ネタだった「野球」もいまでは関心のない人が多く、テレビそのものを見ない人も増加している。そんな中、「旅行」「食べ物」「飲み物」の3つが、この時代に共通の話題に。

 例えば「行ってよかった旅先」「美味しかったお店」「好きなお酒」それぞれの自己ベスト3をあらかじめ考えて、適宜相手に振ることで、会話のきっかけにする。「最後の晩餐は何がいいか」というテーマでも、相手の価値観や生い立ちまで聞ける場合があって盛り上がるはず。

■相手がもっと話したくなる「うながす」フレーズを使う
 会話を上手に進めるには、「それで、どうなったのですか?」「具体的に、どういうことですか?」のような“呼び水”となるフレーズが有効。イメージは、話の行き先をガイドしながら、そこにボールを投げてもらう感じ。相手は「次はこっちね、それを話せばいいのね」と迷わず話すことができる。

 もし、会話をつなげるフレーズが思い浮かばなかった場合は「オウム返し」というテクニックを使ってみよう。「太郎君、お昼ごはん残らず食べられましたよ」「そうですか、残らず食べられたんですね」「苦手なキュウリも残さず、頑張りましたよ」「頑張ったんですね!」など、相手の言葉の最後をなぞるだけで、無理なく会話が続いていく。

■「予告ワード」「前置き」をうまく使う
 「予告ワード」とは、「結論から申しますと」「大事なポイントは」といったこれから話す内容の重要性を予告し、相手の注意を引くマジックワード。これによって、相手側の聞く準備が整う。

 「前置き」は、「ご存じかも知れませんが…」「そのあたりはよくわかるのですが、ただ…」というように“上手に反論する人”がよく使っているフレーズ。相手の意見を尊重しながらも「これからあなたとの相違点を話しますよ」と建設的なやりとりを促す効果がある。

 しかし、ここで少し気をつけたいのが「ちょっと準備不足な点はありますが」「緊張して話がまとまらないかもしれませんが」といったネガティブな予告ワード。言い訳から始まる予告ワードは、恥をかきたくないという自己防衛の心理のあらわれ。聞き手にとってはストレスになるだけなので、避けるようにしよう。

■落ち込んでいる人には「マイナスの同調」が有効
 明らかに元気がない人に「どう? 慣れた?」「元気でやってる?」という声掛けは、相手の負担になる可能性が。本当に心が弱っている人にとっては、質問に否定で返すだけでも大きなエネルギーを必要とする。

 落ち込んでいる人には、「マイナスの同調」をしてみるといいかもしれない。「どう? まだ慣れないよね?」「最近、忙しいからうまくいかないことが多いんじゃない?」など、相手に寄り添って小さな声を代弁してあげる。そうすることで、ぐっと本音が言いやすい雰囲気に。

 同書のアドバイスを参考に、3秒で心をつかみ、10分で信頼される会話術をマスターしよう。

小西美穂(こにし・みほ)
日本テレビ解説委員・キャスター。1969年生まれ。兵庫県出身。関西学院大学文学部卒。1992年読売テレビ入社。報道記者として阪神・淡路大震災などを取材。大平光代弁護士のベストセラー『だから、あなたも生きぬいて』書籍化のきっかけとなる密着ドキュメンタリー番組を制作。2001年から3年間ロンドン特派員。米同時多発テロ後の中東情勢をリポート。帰国後、政治部記者を経て、2006年日本テレビ入社。報道キャスターとして「NEWSリアルタイム」「ズームイン!! サタデー」などに出演。現場で取材し、スタジオで自分の言葉で伝える“記者キャスター”として活躍後、2013年からは「深層NEWS」のメインキャスターに。討論番組の司会を数多く務め、延べ1,700人超のインタビュー実績を持つ。現在は夕方の報道番組「news every.」で、ニュースをわかりやすく解説。関西出身の明るく親しみやすい人柄で、幅広い層から人気を集めている。

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