難病と闘う父親がわが子に伝えたかったこと

ライフスタイル

2018/1/22

「子どものみらい文芸シリーズ」の新刊『ぼくにできること』が、2018年2月1日(木)に発売される。

 著者・土屋竜一は「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」という難病により、全身が動かず発声もできない。同書は、幼い我が子に自分の昔話を聞かせられない著者が、昔語りができない代わりに幼いころの体験を文字に書き記したもの。

<ストーリー>
主人公・リュウちゃんは、わんぱくで元気いっぱいの男の子。しかし幼稚園の頃から走るのだけは苦手で転んでばかり。それは「筋ジストロフィー」という病気の前ぶれだった…。

 全10話からなる物語には、主人公がいたずらや冒険を通じてたくましく成長する姿がいきいきと、ユーモアたっぷりに描かれている。

<ストーリー紹介>
「こわいこわい三つの部屋」

ある夜、おじいちゃんに用事を言いつけられたリュウちゃん。それは母屋からずっと離れた暗い部屋から本を持ってくるというミッションで…。

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「秋のぼうけん遠足」
リュウちゃんはなぜか遠足が嫌い。その遠足で、クラス全員にとんでもないことがふりかかる。その危機に立ち向かうリュウちゃんだったが…。

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「雨の日のバス」
ひょんなことから、可愛らしい高校生のお姉さんと出会ったリュウちゃん。ちょうど、リュウちゃんがバスの運転手にいじめられていることを知ったお姉さんは…。

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 そのほか、涙あり・笑いありのエピソードを7つ収録。子どもは新鮮な感動、大人は溢れる懐かしさを楽しめるだろう。

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負けず嫌いのでんぐり返し

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弟をさがせ

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お母さんを迎えに行こう

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分校に忍び込んだら

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谷あいの村で暮らす

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海のおみやげ

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デパートで大さわぎ

 珠玉の10作品それぞれに詩人・谷郁雄の解説が収録されているので、想像力を刺激し作品の鑑賞を助けてくれるはず。同書を読んで、リュウちゃんと一緒に「できること探し」の旅に出かけてみてはいかが?

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土屋竜一(つちや・りゅういち)
1964年生まれ。長野県佐久市出身・在住のシンガーソングライター、著作家。難病のデュシェンヌ型筋ジストロフィーと闘う“サバイバー”でもある。

※掲載内容は変更になる場合があります。