「いい失敗」と「悪い失敗」の違いって? 成長や成果につなげる方法

ビジネス

公開日:2018/2/15

 リスクマネジメントのプロが教える戦略マネジメントの超入門書『1時間で歴史とビジネス戦略から学ぶ いい失敗 悪い失敗』が、2018年1月22日(月)に発売された。

 私たちの人生において、失敗をゼロにすることはできない。もし人生の終わりに失敗の記憶がゼロならば、それは挑戦を一切避けた「大失敗の人生だった」ということ。「失敗は成功のもと」という有名な言葉があるように、学びへとつながる「いい失敗」もあれば、悲劇へとつながる「悪い失敗」もある。人が成長するために、もしくは後悔のない人生を送るために一番必要なのは「いい失敗」をする力と、「悪い失敗」を避ける力と言えるだろう。

 同書では、歴史上で実際に起こったさまざまな失敗をふんだんに紹介。そして、現在の私たちが陥りやすい「失敗」を「挑戦しなかった失敗」「事前回避を怠った失敗」「可能性から心を閉ざした失敗」「ゲームの種類を間違えた失敗」と大きく4種類に分類して、それをリカバリーする具体策を掲載している。

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 そのほか、「失敗を防ぐコミュニケーションの仕方」「失敗を成功に転換する考え方」など、失敗を「最強の武器」に変える20の方法を紹介。プライベートはもちろん、ビジネスにおける部下や取引先との関わり方のヒントが満載になっている。「失敗」への恐怖にからめとられ身動きがとれない、あるいは「失敗」に振り回されている…。そんな悩みを抱えている人は、「失敗」から多くのことを学び、人生を最高に充実させていこう。

<目次>
プロローグ:失敗だけが教えてくれること
第1章:いい失敗と悪い失敗の違い
第2章:失敗ではないのに、勘違いしてしまうのはなぜか?
第3章:いいコミュニケーションが失敗を防ぐ
第4章:失敗を成功に転換する人の考え方
第5章:失敗のあとで、成果を最大化するために

鈴木博毅(すずき・ひろき)
ビジネス戦略コンサルタント。MPS Consulting代表。1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学卒業後、貿易商社にてカナダ・オーストラリアの資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、負ける組織と勝てる組織の違いを追究しながら、失敗の構造から新たなイノベーションのヒントを探ることをライフワークにしている。わかりやすく解説する講演、研修は好評を博しており、顧問先にはオリコン顧客満足度ランキングで1位を獲得した企業や、特定業界での国内シェアNo.1企業などがある。おもな著書に『「超」入門 失敗の本質』『戦略の教室』『戦略は歴史から学べ』などがある。

※掲載内容は変更になる場合があります。