なぜ男は“服の裾をつかむ”仕草に弱いの?『君に届け』から学ぶキュンとさせる振る舞い

恋愛・結婚

2018/2/25

 人気漫画『君に届け』をテーマにした恋愛指南書『恋愛セオリー「君に届け」が教えてくれる手の届かない恋を成就させる方法』が、2018年2月19日(月)に発売された。

 雑誌『別冊マーガレット』で12年にわたって連載され、数多くのファンに愛されている漫画『君に届け』。同書は、少女漫画のバイブルともいえる『君に届け』の中から、名シーンや名ゼリフを選び、恋愛における「心を動かす力」を臨床心理士である著者・岡村美奈が掘り下げていく。

img02.jpg

 岡村は『君に届け』に登場する7人のメインキャラのセリフと行動をピックアップ。「私はあやねタイプ?」「彼は翔太タイプかも」と、自分の恋愛に当てはめて恋愛の傾向をシミュレーションすることができる。

<登場するメインキャラ> ※一部
・見た目は暗いけれど誰よりもピュアで前向きな「黒沼爽子」
・誰からも慕われ、正義感も強く行動力のある「風早翔太」
・不愛想に見えるけれど本当は優しくて誠実な「真田龍」
・ちょっと鈍感だけれど義理堅く情に厚い感激屋の「吉田千鶴」
・クールに見えながら人の気持ちに敏感で友達思いの「矢野あやね」ほか

 ここで、同書で紹介されている恋愛セオリーの一部をご紹介しよう。

<間接的な触れ合いは、ボディタッチより好感をもたれる>
 お互い気になっているものの、なかなか次の一歩が踏み出せない爽子と風早。帰り道、風早に送ると言われた爽子は、嬉しくてお礼が言いたくて、風早のコートの裾をつかむ。それは担任・ピンから聞いた「つかんで5秒、目をつぶれ」という行為だった。

 服の裾をちょっとだけつかまれる、袖を少し引っ張られるという仕草は、昔から男性が気を惹かれてしまう女性の定番の仕草。では、なぜこの仕草が男性に好まれるのだろうか? その理由は、この仕草が子どもの仕草を連想させるから。背が低い子どもは自分の存在に気づいてもらいたい時や大人の気を引こうとする時に、大人の服の裾や袖をつかんだり、引っ張ることが多い。すると、大人はそんな子どもに対してかまってあげよう、守ってあげたいと思うもの。

“ただつかむ”というだけでなく、爽子のように風早のコートの裾をつかんで離さないという仕草は、相手に対して自分の意思や感情をポジティブに伝えるメッセージに。つかんで引っ張る、つかんだまま離さないという仕草から、つかまれた相手は「触れ合いたい、物理的な距離を縮めたい」という相手の願望を敏感に察知。同時に心の触れ合いをもっと親密にしたいという相手の気持ちを感じ取る。

img03.jpg

『君に届け』の登場人物たちの言動を解説するだけでなく、「ゲインロス効果」「モデリング」「フレーミング効果」など、心理学的な観点から相手の心に届く方法を伝授する同書。人が人を好きになるという心の不思議、恋愛感情がうまく伝わらない理由、恋愛したはずなのに心がすれ違ってしまう謎など、恋愛の不思議や秘密を学びつつ恋にまつわる悩みを解決しよう。

<目次>
第1章:メインキャラから読み解く! 7つの恋愛パターン
爽子タイプ:気持ちを確かめながら一歩ずつ進む恋
風早タイプ:一途な恋
龍タイプ:ずっと心に決めていた恋etc…

第2章:恋愛でわかる! 男女の心のメカニズム
気になる人との仲を深めたいなら2人だけの秘密でつながりを強化etc…

第3章:理想のふたりになれる! 愛される心理学
初対面の印象をよくしたいとき「初頭効果」で、恋の始まる瞬間を逃さないetc…

第4章:言葉はいらない! キュンとさせる仕草と振る舞い
彼の心の動きを知りたいと思ったとき彼の心を癖と仕草から先読みするetc…

岡村美奈(おかむら・みな)
臨床心理士、経営心理コンサルタント。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(文学修士)、商学研究科博士課程単位取得満期退学(商学博士)。東京大学医学部心身医学教室研究生、早稲田大学学生相談センター専門相談員を経て、大学、病院、企業でカウンセリングやEAP(従業員支援プログラム)などのセミナーを担当。同時に企業のリスクマネジメントを行う株式会社アイシーディー取締役に就任し、対人コミュニケーションやリスクコミュニケーションに関する研究を中心に活動の幅を広げる。著書に『きれいドリル』、『1分間心理学』、『嘘つきは鼻をこする』がある。他にコラム多数。人間の言葉や行動、ボディランゲージから、その心理的背景を分析することを得意としている。

※掲載内容は変更になる場合があります。