かっこいいんです!! 作家「柚月裕子」特集 『ダ・ヴィンチ』2018年6月号〈番外編〉

特集番外編2

2018/5/7

かっこいいんです!! 作家「柚月裕子」特集 『ダ・ヴィンチ』2018年6月号〈番外編〉

編集M井

映画『孤狼の血』がいよいよ5月12日に公開。『盤上の向日葵』が本屋大賞2018で第2位。
今月号第2特集は、いまこそ読みたい! 今年作家生活10周年を迎えられる、柚月裕子さんの特集です。
(※ちなみに昨年の『おそ松さん』特集では、柚月さんに小説「黙れおそ松」をご執筆いただいていました。掲載誌をお持ちの方はぜひ!)

特集内では柚月さんのロングインタビューや全作品紹介振り返り、新作『凶犬の眼』への想いなど、たっぷりお話を伺いました。
……なのですが、時間が足りないと感じるくらい、正直「もっとお話を聞いていたい……」と思うほど、とてもとても素敵な取材時間を頂戴したように思います。
取材後、私はこう思っていました。
「柚月さん、めちゃくちゃ好きです!!!!」と(突然の告白)。

ぜひ、読者の皆様にはロングインタビューを読んでいただきたいのです……。
文中に、「私は“潔い”ということに惹かれる」という柚月さんの言葉があります。
「かっこいい」。私は心からそう思いました。女が惚れる女ってこういう人なのかな、と。
“潔い”というこの言葉がとても似合う――だからこそあれほど重厚かつパワーのある作品を紡げるのだろうな、とも(勝手ながら)。
ぜひ作家の芯の部分に触れていただき、改めて本を手に取っていただければ幸いです。

また映画『孤狼の血』で主演を務められる役所広司さん単独インタビュー、白石和彌監督と松坂桃李さんの対談、と映画にもフューチャーした紙面にもなっています。
映画はもう「ザッツ・東映」な「ザ・任侠もの」で、観劇後、その余韻で2時間くらい頭がぼーっとするような、それほど痺れる作品になっています。(あとキャストが豪華すぎるくらい豪華で、どうやってこうなったか知りたいくらいに豪華)
映画館で見たい映画、そのものになっています。ぜひ足を運んでみてください。

ほか特集紙面では、柚月ファンならおなじみ「佐方貞人シリーズ」の一場面を、マンガ家のイシデ電さんにコミカライズ化し描いていただきました。
検察官時代の<佐方のキャラ性>に“萌え”まくってしまっていた一ファンとして、どうしても読みたかった企画でございまして……。「佐方って!!尊いですよね!?」と誰かに言いたかったので、ここに書かせていただきます(笑)。
ハードな作風から男性読者ファンが多いのかとお見受けしておりましたが、佐方シリーズ、ぜひ女性読者の皆様にも読んでいただきたいです!!

さて、最後に。柚月さんの作品はどれも「一気読み」してしまう物語ばかりです。
睡眠時間を削ってまで読みたい、お風呂でも手離したくない、電車で読んでいたら駅を乗り過ごしてしまった。「読書って楽しいぞ」という感覚を改めてもらえる作品ばかりです。
かっこよくて潔くて、おもしろい。そんな小説ばかりが妥協なくそろっています。ぜひ、特集を機に作品を手にとっていただければ幸いです。